黒島結菜 ハードな撮影に「もうヘトヘト」 死刑囚役に手ごたえ 「夏目アラタの結婚」特別映像

映画スクエア

 2024年9月6日より劇場公開される、乃木坂太郎原作の同名コミックの実写映画化作「夏目アラタの結婚」から、柳楽優弥、黒島結菜、中川大志、丸山礼が集結し、作品の魅力を語るフィーチャレット映像が公開された。

 映像では、黒島演じる死刑囚・品川真珠の「ボクが怖くないの?」という問いに、柳楽演じる夏目アラタが「こえーよ…」という心の声を押し殺しながら首を振る、面会室での駆け引きのシーンから始まる。死刑囚に公務員がプロポーズするという衝撃的なシーンから始まる本作について「挑戦的な作品だったので、どういう反応があるのかっていうのも楽しみ」と語る黒島は、太ったピエロ姿を自分で演じ、約5カ月かけて制作したマウスピースをつけて特徴的なガタガタの歯を表現するという、体当たりで挑んだ作品となった。「撮影中はハードな毎日だったのでもうヘトヘトで」と撮影中の記憶もなくなるほどだったが「あらためてみんなで集中して熱量を持って撮った作品だなって思います」と、手ごたえを明かしている。

 黒島が演じる真珠は、面会室でのたった20分の会話の中で、主人公の夏目アラタだけでなく、中川が演じる弁護士・宮前光一、丸山が演じるアラタの同僚・桃山香と、次々に周囲を翻弄していく。そんな真珠の魅力について柳楽は「面会室で発する真珠の言葉が本当なのか嘘なのかを気にすることで、どんどん引き込まれていくんです。撮影中の真珠は一人になることが多く、僕の背中越しで真珠を撮影している時にちょっと伏し目がちな姿を見ると、より引き込まれるな、という感覚がありました」と、撮影中の体験を語っている。

 ほかにも、強烈なキャラクターとして佐藤二朗演じる死刑囚のアイテムコレクター・藤田信吾について、黒島が「狂気だけで言ったら佐藤二朗さんは、もしかしたら一番かも」と語るなど、本作のさまざまな魅力について語られた映像となっている。

 「夏目アラタの結婚」は、連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる獄中サスペンス。“品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠。死刑囚として収監されている22歳の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、真珠に“獄中結婚”を突如申し出る。

 日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け、死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公の夏目アラタを演じるのは柳楽優弥。事件の真相を探るために真珠に結婚を申し込むも、彼女に翻弄され続けるアラタを演じる。物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役には黒島結菜。さわやかなイメージからは遠いキャラクターで、新境地に挑む。真珠の大きな特徴である笑う時に見える“ガタガタの歯並び”を、スタッフとともに5カ月をかけて再現したという。監督を、「十二人の死にたい子どもたち」などの堤幸彦が務める。

黒島結菜 ハードな撮影に「もうヘトヘト」 死刑囚役に手ごたえ 「夏目アラタの結婚」特別映像

【作品情報】
夏目アラタの結婚
2024年9月6日(金)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©乃木坂太郎/小学館 ©2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会

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