終末世界の地下生活 贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちのゆがんだ饗宴 「THE END」場面写真

映画スクエア

終末世界の地下生活 贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちのゆがんだ饗宴 「THE END」場面写真

 2025年12月12日より劇場公開される、「アクト・オブ・キリング」「ルック・オブ・サイレンス」のジョシュア・オッペンハイマー監督、ティルダ・スウィントン主演のミュージカル映画「THE END(ジ・エンド)」から、世界の終わりで繰り広げられる、終末世界の豪奢で歪んだ地下生活を切り取った場面写真が公開された。

 母(ティルダ・スウィントン)と父(マイケル・シャノン)が仮装を楽しみながら贅沢な食卓を囲む光景には、終末の世界を祝祭のように生き抜こうとする異様な高揚感が漂う。さらに、エンターテインメントと狂乱の象徴であるハリウッドサインのジオラマを前に現実逃避する母、ルノワールをはじめとする名画の前で突如歌い出す家族の姿などが見られる。滅亡寸前の地球にあっても、衣服、インテリア、食事と、あらゆる贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちの、ゆがんだ“終末の饗宴”が切り取られている。

終末世界の地下生活 贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちのゆがんだ饗宴 「THE END」場面写真

終末世界の地下生活 贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちのゆがんだ饗宴 「THE END」場面写真

終末世界の地下生活 贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちのゆがんだ饗宴 「THE END」場面写真

終末世界の地下生活 贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちのゆがんだ饗宴 「THE END」場面写真

終末世界の地下生活 贅を尽くした生活を死守しようとする富裕者たちのゆがんだ饗宴 「THE END」場面写真

 「THE END(ジ・エンド)」の舞台は、環境破壊によって居住不可能となってから25年後の地球。ある日、豪華な地下シェルターで暮らす富裕層の家族のもとに、外の世界からひとりの若い女性が現れる。そのことをきっかけに、孤立しながらもルーティーンを守ってきた家族のもろい日常が静かに崩れはじめ、やがて自らの過去や存在の真実と対峙することになる。

 主演は、プロデューサーも務める母親役のティルダ・スウィントン。息子役にジョージ・マッケイ、父親役にマイケル・シャノンが顔をそろえる。それぞれが劇中で美しい歌声を披露する。監督は、本作が初の長編フィクション作品となるジョシュア・オッペンハイマー。終末後の世界を舞台にしたミュージカルという奇想天外な設定で描いた。

【作品情報】
THE END(ジ・エンド)
2025年12月12日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開
配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
©Felix Dickinson courtesy NEON ©courtesy NEON

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