フローレンス・ピュー 頭を剃るシーン”への熱い想い 「We Live in Time」インタビュー

映画スクエア

 2025年6月6日より劇場公開される、フローレンス・ピューとアンドリュー・ガーフィールド出演のラブストーリー映画「We Live in Time この時を生きて」から、フローレンス・ピューのインタビュー映像が公開された。映像では、アンドリュー・ガーフィールドとの共演裏話や、劇中でも印象的な“頭を剃るシーン”への想いを熱く語っている。

 フローレンス・ピューは、イギリス出身の俳優。2019年にアリ・アスター監督作「ミッドサマー」の演技で注目を集めた。「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」ではアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、その後もアカデミー賞を席巻した「オッペンハイマー」や現在公開中の「サンダーボルツ*」など、話題作への出演が続いている。2023年には、本作での役作りの一環として披露した大胆なバズカット姿も話題となった。

 インタビューでまず話題となったのは、初共演となったアンドリュー・ガーフィールドについて。ピューは撮影を振り返り、「他作で見せていた彼の演技に納得がいったわ」と語り、「彼はとてもプロフェッショナルなの。細部にまでこだわる姿勢で仕事に取り組み、一瞬一瞬を完璧に演じていく。アンドリューとの共演には学びがあり、とても素敵な経験だった」と敬意を表している。さらに、「作品への向き合い方や、理想の演技への模索を体得することができた。努力を惜しまず、演技力や人間性を高め、より自身の仕事に責任を持ちたい」と、共演で得た刺激と自身の成長を明かしている。

 続いて話題となったのは、頭を剃るシーン。アルムートが断髪する日を、家族の楽しい思い出に変えてしまうという、大きな幸福感にあふれた本作の中でも重要なシーンのひとつだ。ピューは、脚本を読んだときの感動を次のように語っている。「初めて脚本に書かれていたそのシーンを読んだとき、美しく、幸福感や生命感に満ちた場面だと感じた。映画のメッセージが深く理解できた。頭を剃ることについての彼女の決断や、前向きな1日としての捉え方が素敵だと思った」と語っている。

 「We Live in Time この時を生きて」の主人公は、新進気鋭の一流シェフ・アルムート(フローレンス・ピュー)と、離婚して失意のどん底にいたトビアス(アンドリュー・ガーフィールド)。自由奔放なアルムートと、慎重派のトビアスという正反対の性格を持つ二人が、運命的に出会い、恋に落ちる。幾度も試練を迎えながらも、やがてともに暮らし始め、娘が生まれ、家族としての絆を深めていく。そんな中、アルムートの余命がわずかであることがわかり、トビアスに驚きの決意を告げる。

 主演は、「ミッドサマー」「オッペンハイマー」などのフローレンス・ピューと、「アメイジング・スパイダーマン」「tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!」などのアンドリュー・ガーフィールド。ともにアカデミー賞のノミネート経験を持つ2人が共演した。監督はアカデミー賞の作品賞にノミネートされた「ブルックリン」のジョン・クローリーが務めている。

フローレンス・ピュー 頭を剃るシーン”への熱い想い 「We Live in Time」インタビュー

【作品情報】
We Live in Time この時を生きて
2025年6月6日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

作品一覧