11月12日より劇場公開される、アメリカの”ドーナツ王”と呼ばれた男の人生に迫るドキュメンタリー「ドーナツキング」の、予告編が公開された。
公開された予告編の冒頭では、”ドーナツ王”の異名を持つテッドさんが、焼き上げたたくさんのドーナツをカメラに見せながら笑顔を見せる姿から始まる。そして、大金持ち、カンボジア難民にチャンスを与えた人物、命の恩人、お金のためなら何でもやる、失望したなど、テッドさんを知る人々の証言が重ねられていく。祖国カンボジアから自由の国アメリカへ渡り、生き抜くためにドーナツにすべてをささげた彼の奇想天外の人生が描かれることがわかる予告編となっている。
あわせて、本作の舞台であるアメリカ・カリフォルニア州在住の映画評論家の町山智浩氏によるコメントも公開された。町山氏は、「ポルポトの虐殺から逃れ、難民としてアメリカに渡り、無一文からドーナツ王へとのし上がり、故郷の同胞を救うカンボジアのシンドラーになるが‥‥‥ 1分先が予想つかないジェットコースター人生!抜群の面白さ!」と称賛のコメントを寄せている。
「ドーナツキング」は、アメリカ・カリフォルニア州にある約5,000店舗のドーナツ店のうち90%以上を経営し、”ドーナツ王”と呼ばれるカンボジア系アメリカ人テッド・ノイを追ったドキュメンタリー。幾多の困難を乗り越えながら、思いもよらぬ方向へと人生が転がったテッド・ノイ。カンボジア内戦、難民問題、大手チェーン店と個人経営店の戦いなどをへて、いかにして”ドーナツ王”となったかを、最新ドーナツ事情などとともに描かれる。新人の女性監督アリス・グーが監督を務め、リドリー・スコットが製作総指揮を務めている。
【作品情報】
ドーナツキング
2021年11月12日(金)新宿武蔵野館他全国順次ロードショー
配給:ツイン
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