のん 昭和の雰囲気香るスタイリング 中村のんが担当 「私にふさわしいホテル」写真

映画スクエア

のん 昭和の雰囲気香るスタイリング 中村のんが担当 「私にふさわしいホテル」写真

 2024年12月27日より劇場公開される、柚木麻子の同名小説を、堤幸彦監督、のん主演で映画化した「私にふさわしいホテル」から、堤監督が絶大な信頼を寄せるスタイリスト・中村のんがスタイリングを担当した、のん演じる加代子の5ポーズの写真が公開された。

 1980年代を舞台にした今作のスタイリングを手掛けたのは、堤監督から絶大な信頼を寄せられるスタイリストの中村のん。CMや有名アーティストのスタイリングを手掛けている中村の手掛けたスタイリングは、当時の時代背景と主人公・加代子の個性に調和している。

 加代子が”初”の新人賞を受賞した時のスタイリングでは、淡いピンクベージュのワンピースに大きな白い襟(えり)が特徴的で、クラシックな中にもかわいらしさを感じさせる。さらに、黒のストラップシューズを組み合わせることで、全体的に清楚で上品な印象を演出しつつ、どこか初々しい新人らしさも感じるスタイリングとなっている。

のん 昭和の雰囲気香るスタイリング 中村のんが担当 「私にふさわしいホテル」写真

 加代子が山の上ホテルに宿泊した時のスタイリングでは、1980年代を思わせるトラッドな要素と落ち着いた色味が印象的。ブラウン系のチェック柄ジャケットを主役に、フリルのあるハイネックトップスでフェミニンさを加え、ブルーのフレアスカートが全体を軽やかにまとめている。さらに、鮮やかな赤いベレー帽がアクセントとなり、ノスタルジックな雰囲気を醸し出している。

 他にも、加代子が書店に自著を売り込みに訪れる時、加代子がペンネームを変えて有森樹里として新人賞を受賞した時、編集者・遠藤とともにスナックで飲み明かす時のスタイリングの写真が公開された。

のん 昭和の雰囲気香るスタイリング 中村のんが担当 「私にふさわしいホテル」写真

のん 昭和の雰囲気香るスタイリング 中村のんが担当 「私にふさわしいホテル」写真

のん 昭和の雰囲気香るスタイリング 中村のんが担当 「私にふさわしいホテル」写真

 堤監督は、「のんさんはもう完全に“加代子”でした。スタイリスト・中村のんさんの衣装を完璧に着こなして、『昭和にはこういう人が本当にいたんだろうな』と思わせることに成功している」と、監督が求める世界観とスタイリングがうまく表現ができたことを明かしている。

 「私にふさわしいホテル」は、”文学史上最も不遇な新人作家”の逆襲を描いた作品。新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子。うらみを晴らす決意しながら、憧れの「山の上ホテル」に宿泊する加代子の部屋の上階に泊まっていたのは、なんと東十条だった。大学時代の先輩で編集者の遠藤の手引きによって、東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を見事落とさせる加代子。だがここからが、加代子のさらなる不遇と試練の始まりだった。のんが加代子役を務め、堤幸彦監督がメガホンをとる。

【作品情報】
私にふさわしいホテル
2024年12月27日(金)全国ロードショー
配給:日活/KDDI
©2024「私にふさわしいホテル」製作委員会

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