グレン・パウエルとアドリア・アルホナのベッドシーン 「ヒットマン」本編映像

映画スクエア

 リチャード・リンクレイター監督最新作「ヒットマン」(公開中)から、リンクレイター監督作品初となるベッドシーンの、本編映像が公開された。

 公開されたのは、マディソン(アドリア・アルホナ)の家を訪れたロン(グレン・パウエル)と、パイロットのコスプレで”ファーストクラスプレイ”を仕掛けてくるマディソンとのベッドシーン。ロンが家に入ってくるなり「マディソン航空へようこそ」と胸元の大きく開いたジャケットと、とびきり短いスカートという、セクシーなパイロット衣装で出迎えるマディソン。一瞬にして状況を理解し、満面の笑みを浮かべて「行き先は?」と乗ってくるロンに対し、「どこか暑い国へ、2階席へどうぞ」と、ハイヒールでなまかしく歩きながらベッドルームがある2階へと誘う。

 さらに、話そうとするロンをさえぎり、「シートベルトは外して、安全のために」と下半身を指差すマディソン。ロンはうれしそうにベルトを外してノールックで後ろに投げ捨て、マディソンは「機体の揺れが予想されます、衝撃への備えを」と含みを持たせながら、意味ありげに2階へ向かっていく。カメラのアングルが止まり、マディソンが階段を登っていくと、ガータベルトとそこからのぞく”絶対領域”が映し出される。カットが変わると、下着姿のマディソンと上半身を無くさらけ出したロンが、情感たっぷりに求め合うシーンが繰り広げられる。

 脚本にはなかったシーンだったが、「この映画を最高にセクシーにしよう!ここは私に任せて!」とアドリアが中心になり、ベッドシーンが作られていったという。

 「ヒットマン」は、1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされたクライム・コメディ。ニューオーリンズのゲイリー・ジョンソンは、大学で教える一方で、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、ひょんなことからおとり捜査で殺し屋役を、ゲイリーが急遽代わりを務めることになり、さまざまな姿や人格に変身する才能を発揮。殺しの依頼人を次々と逮捕へ導いていく。ところが、支配的な夫との生活に傷つき、追い詰められた女性・マディソンが、夫の殺害を依頼してくる。逮捕するはずの相手に対し、「この金で家を出て新しい人生を手に入れろ」と見逃してしまう。そして、2人の関係はリスクの連鎖を引き起こしていくことになる。

 この実話の存在を知ったグレン・パウエルが、リチャード・リンクレイター監督へ1本の電話をかけたことから企画がスタート。リンクレイターとグレンの共同脚本が始まった。ゲイリーをグレン・パウエルが演じ、「モービウス」でヒロイン役を務めたアドリア・アルホナがマディソン役を務める。

グレン・パウエルとアドリア・アルホナのベッドシーン 「ヒットマン」本編映像

【作品情報】
ヒットマン
2024年9月13日(金)から新宿ピカデリーほか全国ロードショー中
配給:KADOKAWA
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