「ほんとうのピノッキオ」11月公開 既存のイメージを覆す、美しくも残酷なダークファンタジー

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「ほんとうのピノッキオ」11月公開 既存のイメージを覆す、美しくも残酷なダークファンタジー

 イタリアの児童文学「ピノッキオの冒険」の世界観を基にしたダークファンタジー映画「ほんとうのピノッキオ」が、11月5日より劇場公開されることが決まった。

 ディズニーのアニメーション映画が広く親しまれ、ギレルモ・デル・トロやロバート・ゼメキスによる新作の製作も進行するなど、多くの人々に愛されているピノッキオ。「ほんとうのピノッキオ」では、無邪気な操り人形に見せかけて行く先々でトラブルを巻き起こす“悪童”としてのピノッキオが、美しくも残酷に描かれる。父親ジェペットの家を飛び出し、おとぎの森の奥深くへといざなわれたピノッキオが、世にも奇妙な生き物に遭遇しながら奇想天外な冒険を繰り広げる姿を、社会風刺を交えながら描く。

 監督を務めたのは、「五日物語 3つの王国と3人の女」のマッテオ・ガローネ。「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニや、「17歳」のマリーヌ・ヴァクトが出演している。米アカデミー賞では2部門(衣装デザイン賞/メイクアップ&ヘアスタイリング賞)にノミネートされた。

 公開されたポスタービジュアルには、小鳥がとまった長い鼻を困惑気味に見つめるピノッキオの横顔が大きくデザインされている。背景にはおどろおどろしい木々が並び、ダークな世界観を表現。“おとぎの国の奥深く”のコピーとともに、陽気なパブリックイメージとは異なる、知られざるピノッキオの一面を描いた作品であることが描き出されている。

【作品情報】
ほんとうのピノッキオ
2021年11月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
copyright 2019 ©ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SAS

  • 作品

ほんとうのピノッキオ

公開年 2019年
製作国 イタリア
監督  マッテオ・ガローネ
出演  ロベルト・ベニーニ、マリーヌ・ヴァクト
作品一覧