佐々木蔵之介=蘭方医 vs 内藤剛志=漢方医 日本医学の“夜明け前”描く 「幕末ヒポクラテスたち」特報

映画スクエア

佐々木蔵之介=蘭方医 vs 内藤剛志=漢方医 日本医学の“夜明け前”描く 「幕末ヒポクラテスたち」特報

 緒方明が監督、佐々木蔵之介が主演する、2022年11月12日に他界した大森一樹監督の生前最後の企画の映画化作「幕末ヒポクラテスたち」の劇場公開日が2026年5月8日に決まり、特報が公開された。

 特報の舞台は、長崎で西洋医学を学んだ蘭方医と旧来の漢方医が混在していた幕末、京都の村。蘭方医・太吉(佐々木蔵之介)と“どんな病も葛根湯”の漢方医の玄斎(内藤剛志)は、顔を合わせれば批判し合う犬猿の仲で、「また漢方医者のしりぬぐいか~」「生意気抜かすな!」と今日もまた一触即発。そんなある晩、太吉は瀕死の重傷を負った新左(藤原季節)を救おうと、大胆にも飯屋の食台(テーブル)での手術に挑む。命と向き合い日々奔走する太吉。日本医学の“夜明け前”に生きる太吉らの奮闘ぶりが、テンポよく映し出された映像となっている。

 あわせて、キャラクター紹介ビジュアルも公開された。西洋医学を学んだ蘭方医・太吉、中国・唐由来の漢方医・玄斎、気性の荒い青年・新左、心優しい呉服屋の娘・峰(藤野涼子)、太吉の肝っ玉妻・フミ(真木よう子)、謎の侍・弾蔵(柄本明)が紹介されている。

佐々木蔵之介=蘭方医 vs 内藤剛志=漢方医 日本医学の“夜明け前”描く 「幕末ヒポクラテスたち」特報

 「幕末ヒポクラテスたち」は、西洋医学を学んだ蘭方医と旧来の唐由来の漢方医が混在した幕末の京都を舞台とした、日本の現代医学の夜明け前を描いた作品。京都の医大生たちの群像劇「ヒポクラテスたち」が高く評価された大森一樹監督が、時代に取り残されていく人情味あふれる医者と、その妻を描いた1960年公開の「ふんどし医者」を原案に企画した。しかし、撮影準備をしていた2022年に大森監督が他界。そのため一度は幻になりかけたが、大森監督の母校・京都府立医科大学の協力のもと、かつて大森監督の助監督を務めていた緒方明が、遺志を受け継いで監督を務め、完成させた。

 佐々木蔵之介らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■佐々木蔵之介
『人生は短し、術の道は長し』
古代ギリシャ、医学の父 ヒポクラテスが遺した言葉だそうです。
大森一樹監督が映画に込めた想いを、未来に遺した祈りを、時を経て同志の先輩や若者たちと、縁の京都で撮りました。
私演じる太吉は幕末の激動の時代の中で、剛く真っ直ぐ、そしておおらかに!
すべてのいのち愛しむ、人間くさい優しいお医者さんです。
彼を取り巻く型破りで愛すべく人たちの、命懸けの願いと人生の可笑しみを、一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
劇場でお待ちしております。

■藤原季節
映画が始まった瞬間からワクワクの止まらぬ展開に、自分の出演も忘れ圧倒的に"観客"にさせられてしまい、まるで少年に戻ったようにキラキラした目で『幕末ヒポクラテスたち』を観ていました。ふと「自分がこの映画に登場するのか?」と思い出した頃には緊張で手汗が止まりませんでした。憧れの東映京都で高倉健さんの写真に見つめられながらヤクザ者を演じられた時間は夢のようでした。
今、若い世代には「邦画を革新しよう」という大きなうねりがありますが、変わることのない、受け継がれるべき魂も日本映画にはあるんだという、もう一つの真実を教えていただいたような気がします。緒方明監督が現場で見ていた景色を、スクリーンを通して見ることができて感動しています。

■内藤剛志
『内藤、映画撮るで、京都来い!』
バイト先にかかってきた大森一樹監督からの一本の電話。
そこからすべてが始まった。

演じて、飲んで、演じて、ちょっと喧嘩して、笑って、また飲んで、演じて……。
そして70歳になり、大森監督の思いを一身に引き受けた緒方明監督のもと、また演じて、走って、大笑いして、少し考え込んで、また演じて……。
アオハルの日々を過ごさせてもらった。

二つの現場に共通していたのは、「変化するとはどういうことか」を考え続けていたことだった。
それぞれの時代の流れの中で、医師になることの意味や人の命、生きることとは何かに向き合いながら、
簡単には答えの出ない大きなうねりの中へと飛び込み、時に流され、時に抗い、それでも勇気を持って泳ぎ続ける人々の姿を、スタッフ・キャスト全員の力で形にしていったように思う。

『ヒポクラテスたち』(1980)
『幕末ヒポクラテスたち』(2026)
そして『未来ヒポクラテスたち』(20XX)は、いつですか?

監督!
映画化が決定したら、また必ず電話をください。
楽しみに待っています。

【作品情報】
幕末ヒポクラテスたち
2026年5月8日(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー
配給:ギャガ
©2026「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会

作品一覧