2025年8月8日より劇場公開される、背筋による同名小説の実写映画化作「近畿地方のある場所について」の本予告映像が公開された。
本予告の冒頭では、怪現象、行方不明、未解決事件が多発する“ある場所”について解説される。。行方不明のオカルト雑誌の編集者が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。同僚の編集部員・小沢（赤楚衛二）と記者の千紘（菅野美穂）は、それらはすべて“近畿地方のある場所” へとつながっていることに気づく。真相を確かめるため、誘われるように“その場所”へと向かうふたり。だがそこは、決して見つけてはならない、近づいてはならない禁断の場所だった。映像では、ハンドルを握りしめながら吼え、祠（ほこら）の前で力なくたたずむ狂気を帯びた菅野美穂演じる千紘の姿も映し出されている。
また、椎名林檎による書き下ろし楽曲「白日のもと」が主題歌となることも発表された。本予告映像でも一部を聞くことができる。
「近畿地方のある場所について」は、行方不明になったオカルト雑誌の編集者をめぐる物語。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、近畿地方のある場所にまつわる過去の編集記事だった。彼が消息を絶った理由、今の居場所といったすべての謎は、その場所へとつながっていたというストーリーが展開される。菅野美穂と赤楚衛二が主演し、白石晃士が監督を務めている。
2023年1月にWeb小説サイト「カクヨム」に第一話が投稿されると、「これは本当に虚構のストーリー？」「それとも現実にあった出来事のドキュメンタリーなのか？」「その場所は実在するのではないか」など、さまざまな反響がSNSで投稿され、小説の世界観に引き込まれた読者の間で熱を帯びた議論が巻き起こる。連載が続くにつれて若年層を中心にファン層を拡大し続け、累計2,200万PVを超えるヒットを記録。同年4月に最終話となる第34話を投稿後、同年8月に単行本化されると、たちまち人気が爆発した。
【作品情報】
近畿地方のある場所について
2025年8月8日（金）公開
配給：ワーナー・ブラザース映画
© 2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
