エリザベス宮地監督が、THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉に密着したドキュメンタリー映画「みらいのうた」が、2025年冬に劇場公開されることが決まった。
ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」のボーカルとして、多くの音楽ファンを魅了し続けている吉井和哉。2022年に吉井への密着を開始した数カ月後に、吉井が喉頭がんであることが発覚。そこから予期せぬ“未来”と、これまでの人生がつづられていくドキュメンタリー作品になっている。幼い頃に亡くした父や、幼少期の思い出、14歳でのロックとの出会いなどが語られていく。さらに、病が発覚した後の日々や、2024年に感動的な復活を遂げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」の熱く壮絶なライブパフォーマンス、公演までの日々が記録されている。
監督を務めるのはエリザベス宮地。藤井風、BiSH、MOROHA、クリープハイプなど数々のミュージシャンたちのドキュメンタリー映像やミュージックビデオ、そして2024年には俳優・東出昌大の狩猟生活を1年間密着したドキュメンタリー映画「WILL」など、さまざまな人生を撮り続けてきた。本作では、これまで生きてきた吉井の人生がどのように音楽へつながっているかが収められ、本作でしか見られない吉井の表情、想いが刻み込まれている。
吉井和哉、エリザベス宮地監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。
■吉井和哉
人間にはタイムリミット(締め切り)に迫られる瞬間が必ずあります。
永遠ではない「命」を無駄にしないためにも、僕と同世代の方にはもちろん、若い方にこそ是非見ていただきたい作品です。
■監督:エリザベス宮地
「みらいのうた」は吉井和哉さん、そしてもう一人の主人公を3年間にわたり記録したドキュメンタリー映画です。
かつて同じステージで音楽を奏でていた二人は、奇しくも同じ時期に病に倒れました。
普通なら絶望としか思えないその出来事を、二人は「ギフト」と呼びました。
二人の人生を通してロックンロールとは単なる音楽のジャンルではなく、人生で起こりうるすべてをギフトとして受け止め、生きるエネルギーに変換しようとする姿勢や考え方のように思えました。
この映画が、観る人にとっても生きる力を呼び覚ますものとなることを願っています。
【作品情報】
みらいのうた
2025年冬 全国公開
配給:murmur
©︎2025「みらいのうた」製作委員会