
2026年2月20日より劇場公開される、関友太郎・平瀬謙太朗(監督集団5月)が監督・脚本を務め、香川照之が主演する映画「災 劇場版」の、ポスタービジュアルとティザー予告が公開された。
ポスタービジュアルでは、香川照之演じる「男」がたばこをふかす姿が大きく捉えられている。煙で左半分が消えかかってはっきりと分からない表情と、「誰もが、自分には関係ないと思っていた。」のコピーが、降りかかる災いの不穏さを際立たせている。
あわせて、監督自らがディレクションしたティザー予告では、「誰もが、自分には関係ないと思っていた」のテキストとともに、女子高生、運送業者、ショッピングモールの清掃員など、あらゆる場所でささやかな日常を送る人々の姿が描き出される。一方の刑事たちは複雑な表情を浮かべ、中村アン演じる堂本は涙を流している。そして次々に映し出される、さまざまな服装、髪形、雰囲気を漂わせた「男」。また、「いつどこで誰が災難に合うかなんて誰も分からないんだよ」「人は理由もなく死なないので」という意味深なセリフ、車の下敷きになった足元や海に浮かぶ髪の毛など不安をあおるカットが続き、最後の若い「男」の泣き叫ぶ姿が収められている。
ティザー予告には、「男」を演じた香川、堂本刑事役の中村のほか、災いが降りかかる人々を演じる中島セナ、松田龍平、内田慈、藤原季節、じろう(シソンヌ)、坂井真紀、堂本の同僚刑事役の竹原ピストル、宮近海斗といった面々も登場する。
「災 劇場版」は、WOWOWの「連続ドラマW 災」を再構築したサイコ・サスペンス。家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、さえないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、彼らのささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な”災い”に襲われる。警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。一方でその災いの周辺には、いつもある「男」が紛れ込んでいた。という物語が展開される。
【作品情報】
災 劇場版
2026年2月20日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
配給:ビターズ・エンド
🄫WOWOW