エマ・ストーン ミステリアス、不穏 強烈で個性的な3人を演じ分け 「憐れみの3章」場面写真

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エマ・ストーン ミステリアス、不穏 強烈で個性的な3人を演じ分け 「憐れみの3章」場面写真

 2024年9月27日より劇場公開される、「哀れなるものたち」でもコンビを組んだヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演の映画「憐れみの3章」から、3つのキャラクターを演じ分けたエマ・ストーンの姿を捉えた場面写真が公開された。

 「自分の人生を取り戻そうと格闘する、選択肢を奪われた男」を描いた第1章では、ジェシー・プレモンス演じるロバートが出会う女性・リタを演じている。リタは、美しいロングヘアでタイトなミニドレスを着こなし、優しさを感じさせながらも、どこかミステリアスで謎めいた雰囲気を持つ。

 「海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官」を描いた第2章では、ジェシー・プレモンス演じる警官のダニエルの妻・リズ役を演じ、第1章の物語とは違った印象を与えている。海難事故で失踪した後、奇跡的に生還を果たすリズだったが、まるで別人のような言動でダニエルを困惑させる。疑心暗鬼に陥っていく夫を献身的に支える妻としての思いやりにあふれる表情を見せる一方、時折不穏な雰囲気をまとう怪しげな妻の姿を同時に表現する。

エマ・ストーン ミステリアス、不穏 強烈で個性的な3人を演じ分け 「憐れみの3章」場面写真

 第3章「卓越した宗教指導者になるべく運命付けられた特別な人物を懸命に探す女」では、エミリー役を務めている。エミリーは、ジェシー・プレモンス演じるアンドリューとともに、人生をかけてある女性を探す使命を負っている。歩き方、しぐさ、しゃべり方のどれもが、それまでとはまったく異なる演技を見せる。

エマ・ストーン ミステリアス、不穏 強烈で個性的な3人を演じ分け 「憐れみの3章」場面写真

 3つの物語で別々のキャラクターを演じつつ、さりげない共通点を加えるという高難度の挑戦を課されたストーンは、「私が見つけた共通点は、愛されたい、受け入れられたい、支配されたいという気持ちと同時に自由でありたい、自分で決めたいという気持ちとのバランスであり、そしてそのために愛を失うことになります」と、彼女たちと3つの物語における共通点を明かしている。

 「憐れみの3章」では、「哀れなるものたち」に出演したエマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。さらに、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」などのジェシー・プレモンス、「ザ・ホエール」などのホン・チャウ、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」などのママドゥ・アティエ、「ハンガー・ゲーム0」などのハンター・シェイファーらが出演する。共同脚本には「ロブスター」などでランティモス監督とタッグを組んだエフティミス・フィリップが名を連ね、ユーモラスかつ時に不穏で予想不可能な独創的世界を描き出す。

【作品情報】
憐れみの3章
2024年9月27日(金)全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

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