12月24日より劇場公開される、大好きなパパが女性となることに葛藤する11歳の娘を描いたデンマーク映画「パーフェクト・ノーマル・ファミリー」の、日本版予告が公開された。
日本版予告の冒頭では、誰が見ても幸せそうで愛のつまった家族のホームビデオの映像が映し出される。その後、“パパが女性として生きていきたいから”という理由で、突然両親から離婚すると告げられた2人の娘が、一瞬にして凍りついたように固まってしまう姿が捉えられる。11歳の娘エマは、パパの気持ちがまったく理解できず、家族カウンセリングでは顔をマフラーでぐるぐる巻きにして対面を拒絶する。さらには、「パパなんか死んじゃえばいい」と感情のままにひどい言葉をぶつけてしまうなど、何かと反抗してしまう姿が描き出されている。
「パーフェクト・ノーマル・ファミリー」は、デンマークの郊外に住む11歳の少女エマを主人公とした作品。ある日突然、「パパが女性として生きていきたい」」との理由で、両親の離婚を告げられるエマは、受け入れられずにひとりで思い悩んで寂しさを募らせ、時にはやるせないいら立ちを爆発させる。それでもパパのことが好きなエマが、葛藤の果てに自分の気持ちに気づく姿が描かれる。トランスジェンダーをカミングアウトする当事者ではなく、当事者の娘の視点で全編が語られる本作は、11歳の時に父親が女性になった経験を持つライマン監督の自伝的な作品となっている。
【作品情報】
パーフェクト・ノーマル・ファミリー
2021年12月24日(金)、新宿シネマカリテほか全国順次公開
配給：エスパース・サロウ
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