堤幸彦の監督50作目となる映画「truth ～姦しき弔いの果て～」が、2022年1月7日から劇場公開されることが決まった。
「truth ～姦しき弔いの果て～」は、ある男の事故死のあと、男のアトリエに集まった子持ちのシングルマザー、美貌の受付嬢、女医の、3人の女性による会話劇。昨今話題となっている「精子バンク」をテーマに、女性の本音が描き出される。社会問題を笑いでくるみ、あけすけだが下品ではなく、人間愛にあふれ、しゃれており、女性たちのみならず人類の生きる強さを謳い上げた、今の世にふさわしい作品となっているという。
新型コロナウイルスの影響でエンターテインメント業界が打撃を受けるなか、俳優の広山詞葉が発起人となり、仲間たちに声をかけてスタートしたプロジェクト。堤幸彦監督が、50作目にして原点回帰とも言える自主映画のメガホンを取っている。脚本は、堤監督の原案を元に三浦有為子が担当。3人の女性を演じる広山詞葉、福宮あやの、河野知美がプロデュースも担当している。”忖度出演”として、佐藤二朗も出演する。完成した作品は、7月にオンライン開催されたローマ・インターナショナル・ムービーアワードで最優秀作品賞を受賞した。
堤幸彦は、「コロナ禍、いくつも諦めた作品があり意気消沈していたところ、勇気と元気をくれたのは、作品を創り出すことに強い意志を持っている役者やスタッフ達でした。私の50本目の映画がその力を出発点に、『自主的に、制約から自由に』生まれたことはポストコロナの作品作りの大きな礎になるでしょう。そしてローマを始め世界の皆さんに評価いただいたことは、そんな仲間と分かち合う何よりの勲章です。ぜひ日本公開でお会いしましょう！」と、コメントを寄せている。
【作品情報】
truth ～姦しき弔いの果て～
2022年1月7日（金） 新宿シネマカリテ 他 全国順次公開予定
配給：ラビットハウス
©2021 映画「truth〜姦しき弔いの果て〜」パートナーズ
