昨年度の第44回ぴあフィルムフェスティバルで満場一致のグランプリを受賞し、東京国際映画祭でも上映された映画「J005311」が、2023年4月22日より劇場公開されることが決まった。
「J005311」の主演は、新人俳優の野村一瑛と、初監督に挑みながらも主演をつとめた河野宏紀の2人。生きづらさを抱えた二人が己を投影して作り上げた、世間に取り残された孤独感を痛々しく描いた作品となっている。
神崎（野村一瑛）は、何か思い詰めた表情で街へ出かける。タクシーが捕まらず、背中を丸めて道端に座り込んでいると、車道越しにひったくり現場を目撃した神崎は、一心不乱に走り出してひったくりをした山本（河野宏紀）に声をかけ、100万円を渡す代わりにある場所へ送ってほしいと依頼する。山本は不信に思いつつも承諾し、2人の奇妙なドライブが始まる・・・というストーリーが展開される。タイトルの「J005311」は、光ることなく浮遊していた二つの星が奇跡とも言われる確率で衝突し、再び輝き出した天体の名からつけられた。
【作品情報】
J005311
2023年4月22日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開
配給：太秦
©2022『J005311』製作委員会（キングレコード、PFF）
