累計発行部数が800万部を突破している人気漫画「WIND BREAKER/ウィンドブレイカー」が実写映画化されることが決まった。2025年12月に劇場公開される。
「WIND BREAKER/ウィンドブレイカー」の主人公は、ケンカだけを取りえに、孤独に生きてきた桜遥。かつて不良の巣窟と恐れられた風鈴高校のてっぺんをを獲るため街にやってくるも、生徒たちは防風鈴=WIND BREAKERと呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていた。桜は戸惑いながらも、防風鈴の一員として、初めてできた仲間と街の命運を賭けて、戦いに身を投じていく。街を守る正義の不良というこれまでにない設定と、個性的で魅力あふれるキャラクター、不良漫画として王道の物語展開が掛け合わさり、多くのファンを生み出してきた。
監督は、「ブルーピリオド」「サヨナラまでの30分」など、新たな青春映画を生み出してきた萩原健太郎。脚本は、「ハケンアニメ!」で日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が務めている。撮影は、2025年2月から4月にかけて、沖縄県でのオールロケを敢行。防風鈴たちが守る”東風商店街”は、県や自治体、地元住民の協力を得て、実在の商店街を借り、映画用の店舗看板、外装・内装を1店舗ずつ装飾。原作のアイコンとなる東風商店街のアーチや、防風鈴の口上が描かれた看板などもゼロから作り上げた大規模なオープンセットを制作した。
萩原健太郎監督らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■監督:萩原健太郎
この映画は、“ヤンキー映画”という一見すると前時代的なジャンルへの挑戦状です。それは固定観念からの脱却とも言い換えられます。どんな理由であれ肯定できない暴力を通して、若者が前を向けるメッセージを届けられるか?若く熱量高い俳優たちと、“当たり前”に疑問を持って、壊して、再構築した先にその答えがあると信じて撮影に挑みました。ぜひ公開まで楽しみにお待ちください。
■脚本:政池洋佑
「キャラクターの魅力、ひとつ残らず詰め込む」そう心に決めて、映画『WIND BREAKER』の脚本に取り組みました。
主人公の桜たちがぶつかり合い、叫び、戦い抜く姿を想像しながら、脚本打ちあわせを重ねて『全シーン見せ場』とも言える、圧倒的熱量の物語を紡げたと思います。そして、原作者のにい先生とのやり取りを経て、映画ならではのオリジナル展開も誕生しています!!! 大好きな萩原健太郎監督とのタッグで、原作が好きな人はもちろん、初めて触れる方にも刺さる、“てっぺん”を狙える全く新しい不良映画に仕上がりました! 公開までもう少々お待ちください!
■プロデューサー:加茂義隆
仲間たちの熱い友情が主人公・桜の抱える孤独や葛藤を打ち破ってゆく。そんな痛快な展開に心を動かされ、本作の実写映画化を企画いたしました。
桜と同じように、誰もが一度は孤独を感じたことがあると思います。「一人では乗り越えられない深い闇も、仲間となら壊すことができる」そんな胸を打つ原作の力強いメッセージを映画で届けたいという思いが出発点でした。
企画当初より、原作のにいさとる先生をはじめ、萩原健太郎監督、脚本家の政池洋佑さんといった才能あふれるクリエイターの皆様とともに、映画『WIND BREAKER』を観客の皆様に楽しんでいただけるよう心をひとつに取り組んでまいりました。実写ならではの迫力あるアクションと心震わせる熱い友情ストーリーが融合した、この冬一番のエンターテイメント作品に仕上がっています。ぜひご期待ください。
【作品情報】
WIND BREAKER/ウィンドブレイカー
2025年12月全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
©にいさとる/講談社 ©2025「WIND BREAKER」製作委員会