実写映画版「ホムンクルス」の謎めいた医学生役に成田凌、謎の女に岸井ゆきの 石井杏奈、内野聖陽も出演

映画スクエア

実写映画版「ホムンクルス」の謎めいた医学生役に成田凌、謎の女に岸井ゆきの 石井杏奈、内野聖陽も出演

 綾野剛が主演する、山本英夫原作の漫画「ホムンクルス」の実写映画化作品に、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽がメインキャストとして出演していることが明らかになった。

 主人公にトレパネーション(穿頭術)を薦める謎めいた医学生・伊藤学役を演じるのは、現在NHK連続テレビ小説「おちょやん」にも出演中の成田凌。“謎の女”として登場するのは、「愛がなんだ」「空に住む」などに出演した岸井ゆきの。さらに、主人公に関わっていく女子高生役を、E-girlsのパフォーマーで女優としても活躍している石井杏奈が演じている。そして内野聖陽が、主人公に意外な深層心理を見られてしまうヤクザの組長役を演じている。

 監督を務める清水崇はキャスト陣について、「旬な熱量と存在感、センスと実力…において、この俳優陣がベストだと思っています」と語っている。

 出演する4人のコメントも発表された。ヤクザ役の内野は「『呪怨』の清水崇監督が作られるのですから、これはゾッとするようなリアリティーのある映像世界になるに違いないと、ワクワクする思いで参加させて頂きました」と、撮影を振り返っている。

 「ホムンクルス」は、2003年~2011年まで「ビッグコミックスピリッツ」で連載され、400万部の累計発行部数を誇る、カルト的人気作品。記憶も社会的地位もなくした主人公が、頭蓋骨に穴を開ける禁断の実験「トレパネーション」を受けて以来、左目には人間の心の歪みが異形として見えるようになる・・・という物語。Netflixでの全世界独占配信が決定している。 

■成田凌 コメント
僕が演じた派手で臆病な伊藤という人間は、僕自身抱えたことのないトラウマがあり、冷静であるが故の起伏の激しさがある、常に矛盾と戦い生きている人です。僕は普通に生きたいですが、本作は人間というものを、思い出させてくれるような、とても興味深い作品だと思います。

■岸井ゆきの コメント
今回の現場では、チームのみんなが集まってその場面を共有し、整理しながらひとつひとつのシーンを作っていく現場だったので、毎回少しのずれもしっかり相談することができ、素直に役に挑めました。私が演じる役は、名越との出会いをきっかけに自分の過去と向き合うことになるのですが、多くは語らない曖昧な記憶との戦いを、短いシーンでどう表現するか悩みました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、もうこの世にはいない祖母や祖父ともう一度話せたらいいなあと思いますが、オバケが見えるのは御免なのでこのままでいい、のか。。。むずかしいところです。

■石井杏奈 コメント
監督は、優しく寄り添ってくださり、細かい目の動きや手の動きも演じながら一緒に考え、演出していただきました。現実の世界とホムンクルスの世界との演じ分けが少し大変でした。多感な時期ならではの隠れた我慢や発散に共感し肯定しながら、自分の過去を思い出しつつ作りました。もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら、毎日癒しを貰っている愛犬のうちに秘めた想いやコンプレックスを見てみたいです。

■内野聖陽 コメント
「人はそれぞれの心に化け物を持っている」という視点がとても面白い。私の役は、組長といういかついキャラですが、その深層心理には意外なものを持っています。そこに惹かれました。「呪怨」の清水崇監督が作られるのですから、これはゾッとするようなリアリティーのある映像世界になるに違いないと、ワクワクする思いで参加させて頂きました。もし自分にホムンクルスが見えるようになったら、人生毎日が楽しすぎて刺激が強すぎますよねぇ。

ホムンクルス
2021年4月2日全国公開
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ

  • 作品

ホムンクルス

公開年 2021年
製作国 日本
監督  清水崇
出演  綾野剛、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽
作品一覧