2025年3月22日より劇場公開される、「アルビノの木」「リング・ワンダリング」などの金子雅和監督の最新作「光る川」の、ポスタービジュアルが公開された。
ポスタービジュアルでは、華村あすか演じるお葉の横顔が大きく捉えられている。初めての恋に心を踊らせながらも、周囲の反対やままならない家族関係の中で葛藤していくお葉。美しさの中にどこか物悲しさを漂わせる、アンニュイな表情を捉えたビジュアルとなっている。
「光る川」は、無垢な少年のまなざしを通し、現代化への分岐点となる高度経済成長期、そしてさらに昔のまだ人が自然への畏怖を持っていた時代が交錯して描かれる。高度経済成長の始まった1958年。山あいの集落で暮らす少年ユウチャ。父は林業に従事し、母は病にふせていて、老いた祖母と暮らしている。夏休みの終わり、集落に紙芝居屋がやってきて子どもたちを集める。その演目は、土地にずっと伝わる里の娘・お葉と山の民である木地屋の青年・朔の悲恋だった。紙芝居の物語との不思議なシンクロを体験したユウチャは、現実でも家族を脅かす洪水を防ぎ、さらには哀しみに囚われたままのお葉の魂を解放したいと願い、古くからの言い伝えに従って川をさかのぼり、山奥の淵へ向かう。
【作品情報】
光る川
2025年3月22日（土）ユーロスペース他全国順次公開
配給：カルチュア・パブリッシャーズ
（C）長良川スタンドバイミーの会
