長谷川博己がプールで手足バタつかせる熱演 綾瀬はるかは思わず笑顔 「はい、泳げません」メイキング

映画スクエア

 6月10日より劇場公開される、長谷川博己と綾瀬はるかが映画初共演する「はい、泳げません」から、メイキング映像と60秒予告が公開された。

 メイキング映像では、スイミングクラブに入会した小鳥遊(長谷川博己)が水に顔をつけるのを嫌がり、薄原(綾瀬はるか)に手を引かれ「子どもみたいなこと、言わない!」と叱咤されるシーンの、撮影風景が切り取られている。コーチ役を演じる綾瀬に手を引かれ、水の中にひっくりかえって手足をバタつかせてあわてる熱演を見せる長谷川。「カット!」の声がかかった瞬間に、綾瀬がかかった水しぶきを拭いながら思わず笑ってしまう、和やかな雰囲気の映像となっている。

 もともと水泳は得意で、下手に泳ぐ練習をしていたという長谷川。渡辺謙作監督は、「(役に没頭する長谷川が)溺れた動作を追求している時に、”長谷川さんが溺れている!”とスイミングスクール内にちょっとした緊張が走った」と、エピソードを明かしている。

長谷川博己がプールで手足バタつかせる熱演 綾瀬はるかは思わず笑顔 「はい、泳げません」メイキング

 60秒予告は、Little Glee Monsterのバラード「生きなくちゃ」に乗せた映像となっている。プールの中で緊張のあまりブルース・リーのような表情をしている小鳥遊などのコミカルなシーンに加え、「僕は父親失格だ!」と妻だった美弥子(麻生久美子)へ涙ながらに吐露する姿が映し出され、かつて夫婦が直面した悔やんでも悔やみきれない出来事を暗示する。また、泳げない雄司と泳ぐことしかできない静香という正反対の二人がプールで出会い、水泳を通じて自らの過去と向き合っていくことが描かれている。

 「はい、泳げません」は、ノンフィクション作家・髙橋秀実の同名エッセーを映画化した作品。泳げない男と泳ぐことしかできない女による、希望と再生の物語が描かれる。長谷川博己が、水に顔をつけられないほどのカナヅチなのに、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司役で主演を務め、綾瀬はるかが主人公に水泳教室への入会を強引に勧めたコーチ・薄原静香を演じる。映画「舟を編む」で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が監督・脚本を務め、物語に大胆なアレンジを加えている。

【作品情報】
はい、泳げません
2022年6月TOHOシネマズ 日比谷 ほかにて全国ロードショー
配給:東京テアトル、リトルモア
©2022「はい、泳げません」製作委員会

作品一覧