永野芽郁、ピアノ練習3カ月の成果 田中圭は料理に奮闘 「そして、バトンは渡された」メイキング

映画スクエア

 10月29日より劇場公開される、2019年の本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説の映画化作「そして、バトンは渡された」から、永野芽郁と田中圭が演じる血のつながらない森宮親子にスポットを当てた、メイキング映像が公開された。

 血のつながらない親に育てられ4回も名字が変わる不遇な環境ながらも、あっけらかんとした性格をしている主人公・優子を永野芽郁が、優子の血のつながらない父親・森宮さんを田中圭が演じる本作品。公開されたメイキング映像には、そんな2人の”親子の絆”が詰め込まれている。

 卒業式で披露するためにピアノを練習している優子の隣に寄り添い、父・森宮さんが「旅立ちの日に」を歌唱するシーンのメイキングでは、永野の伴奏に合わせ、心を込めて何度も歌い上げる田中の姿が捉えられている。今回の撮影のために、クランクインの3カ月前から練習していたという永野のピアノと、田中の優しい歌声が、親子の絆を感じさせるシーンとなっている。

 田中演じる森宮さんが娘・優子への愛情を表現する、料理シーンのメイキングも収められている。料理上手な父親という役柄のため、慣れない料理シーンを監督と丁寧に相談しながら撮影に望んでいく田中。一生懸命に包丁やフライパンを使う、貴重な姿を見せている。

 3日間かけて撮影された森宮家のシーンは、何気ない日常の中で二人の絆が感じられるまでになったという。撮影を終えた永野は、「3日間、楽しく親子の時間を過ごせました!」と振り返り、田中は、「今日もう終わるんでしょ?寂しくてしょうがない」と語っている。そして永野は、「『俺は、そんな森宮さんほど優しくないよ』と(田中さんは)仰ってましたが、私が思う森宮さんのイメージにピッタリで、とても感謝しています!」と、父と娘の関係を表現する上で、田中の力が大きかったとコメントしている。

 「そして、バトンは渡された」は、血のつながらない親の間を”リレー”され、4回も名字が変わった森宮優子を主人公にした作品。年齢差の小さい義理の父親・森宮さんと二人暮らしをしている優子は、「将来」「恋」「友達」など、うまくいかないことばかり。一方で、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花は、泣き虫な娘のみぃたんに愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。主役の優子を永野芽郁が、森宮さんを田中圭が、梨花を石原さとみが演じている。「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲監督がメガホンを取っている。

永野芽郁、ピアノ練習3カ月の成果 田中圭は料理に奮闘 「そして、バトンは渡された」メイキング

【作品情報】
そして、バトンは渡された
2021年10月29日(金)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会

  • 作品

そして、バトンは渡された

公開年 2021年
製作国 日本
監督  前田哲
出演  永野芽郁、田中圭、石原さとみ、大森南朋、市村正親、岡田健史、稲垣来泉、朝比奈彩
作品一覧