2025年9月19日より劇場公開される、スティーヴン・キングの短編「猿とシンバル」を基にしたホラー映画「THE MONKEY/ザ・モンキー」から、監督・脚本を務めたオズグッド・パーキンスが選ぶおすすめ“デッドシーン“映像が公開された。
映像冒頭では、オズグッド・パーキンス監督が、「皆さんへの贈り物として、本編の一部をお見せします」と紹介。不慮の事故で夫を亡くした伯母がある夜、奇妙な音楽が聞こえ目覚めるシーンが続く。護身用の銃を持ち、警戒しながら音楽の聴こえる方へ階段を降りていく伯母。物置内に誰もいないことを確認し、部屋に戻る途中、階段の板が突如はがれて落下し、釣り針がいくつも顔に刺さる大事故になる。しかし猿のおもちゃの呪いは止まらない。顔の傷を治療している最中に、どこからかガスの匂いが。コンロに顔を近づけると急に火がつき、顔が火だるまになる。
「THE MONKEY/ザ・モンキー」は、父親が遺したぜんまい仕掛けの謎の猿のおもちゃを双子の兄弟が見つけたことをきっかけに、周囲で“不慮の死”が相次いで起こりはじめるという物語の作品。猿がドラムをたたくと誰かが死ぬと気づいた兄弟は、猿を枯れ井戸へと葬ったつもりだったが、25年に猿が戻って来る。
監督・脚本は、「ロングレッグス」のオズグッド・パーキンス。静かで不穏な空気の詩的なホラー作品の多かったパーキンス監督だが、本作では、兄弟の身近な人の死からはじまり、25年の時を経てさらにその数は増え、まるで殺人カタログを見ているかのようなバリエーション豊かでとっぴな殺戮(りく)が繰り広げられる。呪われた家族の苦難を、血みどろの絶叫マシンのようなコミカルでポップな作品として創りあげた。「ソウ」シリーズや「M3GAN/ミーガン」などを生み出してきた、ジェームズ・ワンがプロデュースを務めている。
一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■清水崇(映画監督)
さぁ宴の始まりだ!
令和最凶のパーティーホラー誕生!
怖がれるか?笑えるか?
あなたの“ホラーへのシンクロ指数”が測れるかも!?
しつこく暑苦しい残暑……
しつこく胸糞悪いモンキーを皆でわーきゃー観るべし!
■近藤亮太(映画監督)
ホラー映画で人が大変な死に様をみせる不謹慎な面白さ。
凶悪な面構えに相応しい無慈悲な無差別無制限事故死発生装置=ザ・モンキーは圧倒的キル数で心ゆくまでそんな後ろ昏い“おたのしみ"を与えてくれる。
■くっきー!〈野性爆弾〉(お笑い芸人)
御LOOK。ゾワからの気がつきゃ笑っちゃっんなワタシ。
ソレが尚に恐怖を倍速ちゃん。御血が出る出るのこと。
気がつけば土返り大喜利化。次の土返りを求む愚なるネオ感情引き出しムービー。怖いけど笑た(泣)
■永野(お笑い芸人)
恐怖番組(「永野が震える夜」)の収録中に人形に見つめられた経験のある自分にとっては身につまされる思いでした!容赦なさすぎて笑ってしまう!辛気臭いのは懲り懲りだ!こういう映画が増えろ!!
■おざき映画館(お笑い芸人)
猿のネジを巻くと誰かが死ぬ。この映画で重要なのは誰かがネジを回すということ。つまりそこには明確な"殺意"がある。殺意の濃度と死の描かれ方の軽さのアンバランスが超不気味な怪作でした。
■漫☆画太郎(漫画家)
エンドロールガ オワッテモ
シバラク セキヲ タテナカッタ…
ウンコ モラシテイタカラ。
■桂二葉(落語家)
えげつない死に方してはるのが、めっちゃ怖い。でも、なんでやろ。だんだん滑稽に思えてきて、ほんで、あー人っていつどないなるかわからへんなぁって考えさせられて。ただのホラーちゃうで、この映画。
【作品情報】
THE MONKEY/ザ・モンキー
2025年9月19日(金)より新宿ピカデリー他全国ロードショー
配給:KADOKAWA
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