動画がバズり、ポップな絵文字が大洪水 テンション爆上がりで頭爆発 「メインストリーム」本編映像

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 10月8日より劇場公開される、アンドリュー・ガーフィールドが過激YouTuber役で主演する映画「メインストリーム」から、本編映像が公開された。

 公開された本編映像は、YouTubeに投稿した動画に多くのコメントが集まり、大物インフルエンサーからインタビューの要請があり、視聴回数がすさまじい数になっていく様子が描かれる。リンク(アンドリュー・ガーフィールド)たちのテンションが爆上がりする様子が、絵文字などのエフェクトでポップに表現されている。また映像の終わりでは、リンクたちの頭が爆発する描写もある。映画本編では、若者たちの心が浮き立つ瞬間や、“いいね”に翻弄されて苦悩するシーンなどに絵文字がちりばめられ、現実とSNSとの境が曖昧になることが、監督のジア・コッポラならではのセンスで描かれている。

 監督を務めたジア・コッポラは、「ゴッドファーザー」シリーズの監督であるフランシス・フォード・コッポラを祖父に、「ロスト・イン・トランスレーション」などのソフィア・コッポラを叔母に持つ、名門コッポラ一族の一員。幼い頃から祖父や叔母の撮影現場に入りびたって映画に触れてきたジアは、27歳で「パロアルト・ストーリー」を監督。その後も、CMやMV撮影のほか、フォトグラファーとしても活躍してきた。そんな多才なジアが、本作では一見華やかに見えるSNS界の闇を描いている。

 ジアは、「ソーシャルメディア上で人気を支えるものは一体何なのか、を突き詰めたかった。私たちは何気なくSNSを見ているけれど、実は、無意識に押している“いいね”や“フォロー”がSNSの主流(メインストリーム)を作っている。私たちには、その自覚がない‥という問題に気づいたのよ」と作品作りのきっかけを明かしている。

 「メインストリーム」は、ロサンゼルスを舞台に、SNSのスターダムを駆け上がる若者たちの、野心と狂気を描いた作品。天才的な話術の持ち主・リンクは、仲間と動画制作を始める。破天荒でシニカルなリンクの言動によって人気YouTuberとなるが、いつしか「いいね!」の媚薬はリンクの人格をむしばんでいく。「アメイジング・スパイダーマン」などのアンドリュー・ガーフィールドがリンク役で主演し、ユマ・サーマンとイーサン・ホークを両親に持つマヤ・ホークが成功を夢見る女の子フランキーを演じる。監督は、ソフィア・コッポラの姪であるジア・コッポラが務めている。

動画がバズり、ポップな絵文字が大洪水 テンション爆上がりで頭爆発 「メインストリーム」本編映像

【作品情報】
メインストリーム
2021年10月8日(金)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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  • 作品

メインストリーム

公開年 2021年
製作国 アメリカ
監督  ジア・コッポラ
出演  アンドリュー・ガーフィールド、マヤ・ホーク、ナット・ウルフ、ジョニー・ノックスヴィル
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