特撮現場で活躍の若手スタッフが集結 空想特撮映画「ブラックホールに願いを!」公開決定

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特撮現場で活躍の若手スタッフが集結 空想特撮映画「ブラックホールに願いを!」公開決定

 数々の特撮現場で活躍している若手スタッフが集結した映像制作者集団「STUDIO MOVES」による、初長編映画「ブラックホールに願いを!」が、2025年12月6日より劇場公開されることが決まった。

 「ブラックホールに願いを!」の舞台は西暦2036年。緊張すると声が出なくなってしまう場面緘黙症を患う伊勢田みゆきは、人工ブラックホールの研究を行う「人工縮退研究所」の総務部職員として勤めていた。ある日、同研究所の赤城容子教授が見えない時間の壁「ボブル空間」を作り出し、3時間後に時間犯罪を起こして人類に復讐することを予告する。研究所のほとんどが機能しなくなった中で偶然にも難を逃れた伊勢田は、事件解決のカギを握る同研究所准教授の吉住あおいを、ボブル空間から救出することを決意する。

 2016年の企画開始から完成までに8年間を費やした本作は、ユネスコの世界文化遺産に登録されている端島(軍艦島)や、最先端の大型粒子加速器を有する高エネルギー加速器研究機構(KEK)などで本格的なロケを敢行。第一線の特撮現場の若手スタッフたちによる映像美とギミックで、分断の時代を乗り越えるための空想特撮映画となっている。

 「つむぎのラジオ」の米澤成美が主人公の伊勢田を演じ、誰からも慕われる准教授・吉住役を「センターライン」の吉見茉莉奈が務めている。「カメラを止めるな!」の濱津隆之が教授の星役、お笑い芸人の鳥居みゆきが人工ブラックホールテロで地球滅亡を狙う悪魔博士・赤城役で顔をそろえるのほか、斎藤陸、キャッチャー中澤、ねりお弘晃、大沢真一郎、螢雪次朗らのベテラン勢が脇を固める。監督は、本作が長編映画デビュー作となる渡邉聡。幼少期からゴジラの監督を目指し続け、「シン・ゴジラ」から特撮現場に携わっている。

【作品情報】
ブラックホールに願いを!
2025年12月6日(土)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
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