石黒正数による同名青春漫画の映画化作「ネムルバカ」(公開中)から、冴羽女子寮やライブシーンの撮影の様子は、平祐奈のドロップキック練習風景などを捉えたメイキング映像が公開された。
冴羽女子寮での入巣(久保史緒里)とルカ(平祐奈)の会話シーンのメイキングでは、一つ一つのセリフに対する監督のこだわりが見られ、久保は「読んで想像しているだけで、平さんとこの言葉を交わすことが楽しみだなって思っていました。現場では監督がすごく細かくテンポ感を教えてくださる」と印象をコメント。本作でギターに初挑戦している平が時間を見つけてはギターに触れている様子も収められている。
ファミレスのボックス席の撮影シーンでは、終始阪元監督が笑顔を見せている。監督は、「完璧やからいうことが無いっていうか、役者のみんなが面白いから撮るだけでした。任せられました」と監督自身が楽しんでいる様子が見られる。ファミレスでの会話劇からの一連の流れの中に、本作では数少ない阪元印のアクションシーンがある。駐車場で入巣が田口(綱啓永)に手を上げるシーンのメイキングや、平が海辺で繰り出すドロップキックの練習風景も見られる。ドロップキックの練習では、平のキックが回数を重ねるごとにキレを増していくのがわかる。
メイキングの最後では、主題歌「ネムルバカ」のライブシーンの一部も見ることができる。
「ネムルバカ」の主人公は、大学の女子寮で同じ部屋に住む後輩・入巣柚実と先輩・鯨井ルカ。これといって打ち込むものがなく、何となく古本屋でバイトする日々を送っている入巣。一方のルカはいつも金欠状態だがインディーズバンド「ピートモス」のギター・ヴォーカルとして、自らの夢を追いかけている。2人は安い居酒屋でダラダラ飲んだり、ひまつぶしに古い海外ドラマを見たりと、ゆるくも心地よい日々を過ごしていた。そんなある時、ルカは大手音楽レコード会社から連絡を受け、2人の日常に大きな変化が訪れる。久保史緒里と平祐奈がダブル主演。監督は阪元裕吾。
【作品情報】
ネムルバカ
2025年3月20日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ポニーキャニオン
©石黒正数・徳間書店/映画『ネムルバカ』製作委員会