フランスのリゾート地を襲うサメ　早期退職控えた海上警察官が退治に　「シャーク・ド・フランス」公開決定

2023年07月18日 12:00

　フランス史上初というサメ映画「シャーク・ド・フランス」が、2023年8月11日より劇場公開されることが決まった。

　「シャーク・ド・フランス」は、「ジョーズ」にオマージュをささげたコメディ。舞台はフランス南西部にあるリゾート地ラ・ポワント。ある日、この小さな美しい村で正体不明の怪物に襲われた男性が発見される。観光客でにぎわわうビーチは大パニックとなり、閉鎖されることに。そんな時、早期退職を予定していた海上警察官の一員マジャは、サメの仕業と推測。最後の任務としてサメの捕獲に成功し、地元の人からも祝福され引退する。しかし、新たに遺体の一部が発見され、海岸地帯は再び警戒態勢になる。地元の人たちから非難を浴びたマジャは、再び“サメ退治”に向かう。

　監督を務めたのは、フランス人の双子監督であるルドヴィック＆ゾラン・ブケルマ。前作の「テディ」が、第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出された彼らが、「もう一度原点（の『ジョーズ』）に立ち返ろう」と脚本を書き上げ、現代的な風刺を効かせた、オフビートでスタイリッシュなコメディ映画として作り上げた。主人公マジャを演じるのは、「私は確信する」などのフランス人俳優マリナ・フォイス。もともとは劇団でコメディエンヌとして活躍していた彼女が、異常なまでにサメ退治にのめり込む海上警察官を演じている。