台北駅に現れた刀を持った男が引き起こす惨劇 6人の関係が徐々に複雑に絡み合う 「青春弑恋」予告

映画スクエア

 2023年3月24日より劇場公開される、台湾のホー・ウィディン監督作「青春弑恋(せいしゅんしれん)」の、予告編が公開された。

 本予告映像は、刀を持った男が台北駅に現れ、ヘッドフォンをした女が立ち尽くす中、悪夢が始まる瞬間から始まる。「家族が欲しくなった」と帰国した若い料理人と「みんな私を捨てた」と悲しみを訴える女は徐々に惹かれあっていく。それを影からのぞく男。「私クズよね」と泣く女優に「その気持ちわかる」と寄り添う女。過去にエロティックな配信をした女優に興奮する男。その男と乾杯するマッサージ嬢。男に「彼氏になって」と迫るコスプレイヤー。「なぜ誰も教えてくれない!」と叫ぶ若い料理人。こうした6人の関係が徐々に複雑に絡み合う様子が描かれ、ショパンの「夜想曲(ノクターン)」の美しい音色が突然鳴りやむ。報道陣に囲まれる女、電車の中で男は女優の前に現れ「僕の恋人だ!」と叫ぶが「赤の他人よ!」と女優は拒絶する姿のあと、冒頭の映像に戻り、惨劇が映し出される。

 「青春弑恋」は、都市に住むミレニアル世代の若者の欲望と苦悩を描いた作品。一見何の関係もない6人が互いに影響し合い台北駅の無差別殺人事件に巻き込まれていく様子を、オンラインゲーム、インフルエンサー 、ポルノ、コスプレ、妄想、刀、恋愛のもつれを交えて描く。主演は、心に闇を抱えるストーカー役を演じたリン·ボーホン。また、「次の被害者」で台湾のエミー賞と言われる「金鐘奨(ゴールデン・ベル・アワード)」最優秀新人賞を受賞ムーン・リーが、心に孤独を抱える女性を情感たっぷりに演じている。

台北駅に現れた刀を持った男が引き起こす惨劇 6人の関係が徐々に複雑に絡み合う 「青春弑恋」予告

【作品情報】
青春弑恋
2023年3月24日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開
配給:2ミーターテインメント(2MT)
©2021 CHANGHE FILMS LTD.

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