8月20日より劇場公開される、村上春樹の短編を濱口竜介監督が映画化した「ドライブ・マイ・カー」の、本ビジュアルが公開された。
公開された本ビジュアルでは、主人公の家福（西島秀俊）、家福の専属ドライバーを務めるみさき（三浦透子）、キーパーソンである俳優の高槻（岡田将生）の3人が、家福の愛車である真紅のサーブ900を背に、それぞれの思いを秘めた表情で、強いまなざしを真っすぐにこちらに向けた姿を捉えている。そして、「この運命から、目を逸らさない――。」のコピーが添えられており、運命や葛藤に目を逸らさずに向き合っていくことが、3人の姿とコピーで表現されている。
現在開催中の第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に、日本映画として唯一出品されている本作。「Screen International」誌が掲載する批評家たちによる星取表では4点満点中3.5点の評価を受けており、受賞が期待されている。
「ドライブ・マイ・カー」は、愛車サーブを通して出会った、妻を失った喪失感のなかで生きる舞台俳優の家福と、寡黙な専属ドライバーみさきの孤独な2人が、一筋の希望にたどり着くまでを描いた作品。村上春樹の同名短編小説にほれ込んだ濱口竜介が、監督・脚本を務めている。西島秀俊が主演し、三浦透子、岡田将生、霧島れいからが顔をそろえている。
【作品情報】
ドライブ・マイ・カー
2021年8月20日、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給：ビターズ・エンド
©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
PG-12
