「勝手にしやがれ」製作過程を描く リチャード・リンクレイター監督「ヌーヴェルヴァーグ」公開決定

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「勝手にしやがれ」製作過程を描く リチャード・リンクレイター監督「ヌーヴェルヴァーグ」公開決定

 第83回ゴールデングローブ賞で作品賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされている、リチャード・リンクレイター監督最新作「ヌーヴェルヴァーグ」が、2026年7月に劇場公開されることが決まった。

 「ヌーヴェルヴァーグ」は、ジャン=リュック・ゴダールと彼の長編デビュー作にして、ヌーヴェルヴァーグ=“新しい波”と呼ばれる当時の革新的な映画運動の記念碑的作品となった、1959年の「勝手にしやがれ」の製作過程を、フランス映画界を代表する映画作家たちとの活気ある交流とともに描いた作品。

 学生の頃、ヌーヴェルヴァーグに夢中になり、その自由な撮り方と姿勢に大きな影響を受け、本作の企画を10年以上前から温めてきたと語るリンクレイター監督。「勝手にしやがれ」にならい、アカデミー比率(1:1.37)で白黒、初挑戦となる全編ほぼフランス語で制作。配役には、監督作「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」に出演したゾーイ・ドゥイッチ以外、ほぼ無名のキャスティングで作り上げた。

 リンクレイターは「観客に‟1959年の若者たちと一緒に映画を作っている感覚”を味わわせるためには既視感のないキャスティングが不可欠だった」と語り、本作の主人公となる当時29歳のジャン=リュック・ゴダール役には、写真家やモデルとして活動していたギヨーム・マルベックを迎えた。フランス映画界を代表する俳優ジャン=ポール・ベルモンドをオーブリー・デュラン、ヌーヴェルヴァーグを支えた撮影監督ラウル・クタールをマチュー・パンシナほか、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、シュザンヌ・シフマン、ジャック・リヴェット、エリック・ロメールなど劇中に数多く登場する映画人たちもほぼ無名の俳優陣が務めた。ゾーイ・ドゥイッチは、『悲しみよこんにちは』で脚光を浴び、『勝手にしやがれ』で世界的な女優となったジーン・セバーグを演じている。

 製作には、記者、プロデューサーとしてゴダールと親交があり、「ゴダールのリア王」にも出演した経歴をもつミシェル・アルベルシュタット(ミシェル・ペタン)が参加。プリプロダクションから撮影、編集に至るまで、フランス語のできないリンクレイターを全面的にサポートした。

「勝手にしやがれ」製作過程を描く リチャード・リンクレイター監督「ヌーヴェルヴァーグ」公開決定

【作品情報】
ヌーヴェルヴァーグ
2026年7月 全国公開
配給:AMGエンタテインメント
作品コピーライト:© 2025 ARP - Detour Development LLC
写真コピーライト:©JeanLouisFernandez

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