フランスの映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランのドキュメンタリー「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」が、2025年9月19日より劇場公開されることが決まった。
2019年1月26日に逝去した、フランスが生んだ偉大なジャズ・ミュージシャンで作曲家のミシェル・ルグラン。75年に及ぶ音楽人生の中で、ジャック・ドゥミ監督とのコンビで名作を生み出し、「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」などで知られる。3度のアカデミー賞に輝き、これまで手掛けた映画は200作以上。マイルス・デイヴィス、シャルル・アズナヴール、バーブラ・ストライサンドなど伝説的なアーティストと共演を重ね、今世紀最も評価された音楽家のひとりと言える。
「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」は、彼のこれまでの軌跡をたどりながら、2018年12月にフィルハーモニー・ド・パリで行われた“人生最後の公演”に臨む姿に迫る。ルグランの晩年の姿に密着するともに、スティングをはじめ、ナナ・ムスクーリ、クロード・ルルーシュ、ノーマン・ジュイソンなど、45名以上の音楽家や映画監督、ルグランの家族たちのインタビューを交え、練習において一切の妥協を許さない厳格な姿勢、数々の栄光の裏に隠された挫折と苦悩など、これまで知ることのなかったルグランの素顔を描く。
さらに、ジャック・ドゥミの「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」、ジャン＝リュック・ゴダールの「女と男のいる舗道」、アニエス・ヴァルダの「5時から7時までのクレオ」、ノーマン・ジュイソンの「華麗なる賭け」、クロード・ルルーシュの「レ・ミゼラブル」、バーブラ・ストライサンドの「愛のイエントル」など、ルグランが携わった30作以上の作品の名場面が登場。16ミリカメラで撮影された若き日のルグランの秘蔵映像・音声録音など、多くの個人的なアーカイブも盛り込まれている。
【作品情報】
ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家
2025年9月19日（金）よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
配給：アンプラグド
©-MACT PRODUCTIONS-LE SOUS-MARIN PRODUCTIONS-INA-PANTHEON FILM-2024
