奥平大兼と出口夏希がダブル主演を務める、住野よるの同名小説の映画化作『か「」く「」し「」ご「」と「』(上映中)から、本編冒頭映像が公開された。
主人公・京(奥平大兼)の「ただのクラスメイトでよかった」という言葉からはじまる映像では、シャンプーを変えたミッキーこと三木(出口夏希)への、隠された想いが垣間見える。明るい笑顔でろうかを通り抜け、教室で友達とはしゃぐ三木を、教室の隅で遠くから見つめる京は、彼女のささいな変化に気づき、そこからいろいろなことを考えあぐねる。彼がそんな風に考えてしまうのは、とある“かくしごと”が理由だった。教室内で好きな人を見つめるその視線が、切ない青春を想起させるシーンとなっている。奥平演じる京の、引け目を感じながらも恋心を秘めた表情も収められている。
『か「」く「」し「」ご「」と「』は、“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の日々を描く青春ラブストーリー。内気な高校生・京(奥平大兼)は、ヒロインではなくヒーローになりたいクラスの人気者・三木(出口夏希)が気になって仕方がないが、いつも遠くから見つめるだけ。そんな三木と幼なじみで京の親友のヅカ(佐野晶哉)を通して、卒業まで“友達の友達”としてずっと一緒にいるはずだった。
引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・京を演じるのは奥平大兼。底抜けに明るい性格でヒロインよりもヒーローになりたいと願う・三木直子(通称ミッキー)役を、出口夏希が務める。そのほか、体育会系でいつも明るく笑顔な人気者・高崎博文(通称ヅカ)役に佐野晶哉(Aぇ! group)、予測不能な言動でいつもマイペースな黒田文(通称パラ)役に菊池日菜子。内気で控えめな性格で、ある日突然学校に来なくなる宮里望愛(通称エル)役に早瀬憩が顔をそろえる。メガホンをとったのは、「カランコエの花」「少女は卒業しない」などの中川駿監督。
【作品情報】
か「」く「」し「」ご「」と「
2025年5月30日(金)より上映中
配給:松竹
©2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会