「家なき子 希望の歌声」熊谷俊輝が主人公そっくりのハット姿で登場 大先輩・山路和弘からのサプライズメッセージも

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「家なき子 希望の歌声」熊谷俊輝が主人公そっくりのハット姿で登場 大先輩・山路和弘からのサプライズメッセージも

 

 フランスの名作児童文学「家なき子」を映画化した「家なき子 希望の歌声」が11月8日に東京国際映画祭で上映され、日本語吹き替え版で主人公レミの声を担当した熊谷俊輝くんが舞台あいさつに登壇した。
 
 主人公・レミの衣装の中でも印象的なクジャクの羽がついたハット姿で登場した熊谷くんは、大きな拍手で迎えられ、「とても嬉しいです!すごい緊張しています…」と満員の客席にあいさつ。レミを演じての感想を聞かれると、「僕も歌が好きなので、レミの歌が好きなところが共感できました。レミが⼀番初めは人前で歌うことから逃げ出していたけれど、しっかりと歌えるようになった姿を見て勇気をもらいました」と、自身との共通点をあげた。
 
 吹き替え版の感想を聞かれると、「レミのまっすぐな性格や映像の美しさ、ストーリーにも感動できて泣けました。でも自分の演技は恥ずかしかったです。」と感動しつつも恥じらいを隠せない様子。声だけで表現する声優業については、「レミになって声だけで表現することはとても難しかったです。親方役ヴィタリスと生活してきた姿を想像して役に入れるようにしました。声の高さなどに注意しながら、特に距離感を意識していました」と、声優ならではの役作りについて語った。
 
 2019年に公開された映画「ライオン・キング」では子ども時代の主人公・シンバの声を担当した熊谷くんは、動物たちの演技について聞かれ、「すごかったです。本当に演技をしている役者のようだったし、親方との愛情ある関係も伝わってきました。また動物と⼀緒の作品に出られたら嬉しいです」と語り、自身はほぼ⼀緒に育ってきた来週 10 才になるウサギを飼っていることを明かした。
  
 イベントでは、親方・ヴィタリスの声を担当した山路和弘さんより、熊谷くんへのメッセージがサプライズで紹介された。「熊谷君、君の声は不思議な声、のんびりくんに聞こえてたのに、急に寂しそうに聞こえる。レミが君でよかった。ありがとう」と山路さんのメッセージが読み上げられると、「山路さんは声優さんとしても俳優さんとしてもすごく尊敬している素晴らしい方なので、大先輩からお言葉をいただけて本当に嬉しいです」と喜びの声を上げ、「山路さんは⼀緒に収録していても優しくアドバイスをしてくれました。存在感がドーンとあるのに、そのオーラとは違いすごく優しい方でした」と収録現場でのエピソードを披露した。
 
 「家なき子 希望の歌声」は、エクトール・アンリ・マロが1878年に発表した小説を原作とした作品。少年レミが初老の旅芸人ヴィタリスと母親探しの旅に出る姿を、フランスの美しい風景とともに描く。オーディションで選ばれたマロム・パキンが少年レミを演じるほか、「メルシィ!人生」のダニエル・オートゥイユや、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジャック・ペランらが出演している。日本語吹き替え版では、熊谷俊輝くんがレミを演じるほか、山路和弘さんがヴィタリスの声を担当する。11月20日(金)より全国で上映される。

 

家なき子 希望の歌声
2020年11月月20日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA、109シネマズ二子玉川ほか全国ロードショー
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
http://ienakiko-movie.com/
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