2001年から続くド派手なカーアクション映画『ワイルドスピード』は、手に汗握る激しいアクションと魅力たっぷりな人間ドラマで世界中のファンを魅了し続けています。 また、全世界累計興行収入は約6860億円を記録し、世界5番目の映画シリーズに君臨しています。
そんな『ワイスピ』シリーズ9作目となる最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が8月6日に公開されるので、公開を記念し今回は「過去シリーズのド派手なカーアクション5選」をピックアップしていきたいと思います!
1.『ワイルド・スピード』
1つ目は2001年に公開されたシリーズ1作目の『ワイルド・スピード』です。初期作品なのでレースシーンが多く描かれる中で、特にド派手なのがクライマックスで主人公のドミニクと後にファミリーになるブライアンとの公道でのレースシーンです。
本作では当時のアメリカのストリートレース文化に敬意を払い、スポーツコンパクトと呼ばれる日本車が数多く登場しています。その中でドミニクは廃車寸前だった1994年製のトヨタのスープラを手に入れ改造し、最高のカーアクションを見せています。
シリーズの発展につれ、劇中で登場するクルマもどんどん派手で高価なモノになっていくので、今では貴重なド派手レースシーンにもなっています!
2.『ワイルド・スピード MEGA MAX』
2つ目は2011年に公開されたシリーズ5作目の『ワイルド・スピード MEGA MAX』の序盤で、ブライアンたちが猛スピードで走る列車から高級車を強奪しようとするシーンです。
この列車強盗シーンではかなりの撮影費用がつぎ込まれ、撮影の為に購入されたのは列車と548mの線路、1963年製のシボレーコルベットグランドスポーツロードスターのレプリカ12台とその他高級車複数台を購入し、このシーンだけでなんと約27億円の費用がかかりました。
シボレーは12台のレプリカを製作しましたが、結局そのほとんどを破壊してしまったというクルマ好きを激怒させてしまうド派手なシーンです!
3.『ワイルド・スピード MEGA MAX』
3つ目は2つ目と同様『ワイルド・スピード MEGA MAX』からクライマックスシーンです。本作から段々とストリートレースの物語からドミニクファミリーが悪に立ち向かい世界を救う物語にシフトチェンジされていきました。
このシーンでは2台の車で重さ10tの金庫にワイヤーを引っ掛けて道路を爆走しています。超巨大な鉄金庫の遠心力でビルを破壊したり、追いかけてきた警察車両を容赦なく攻撃していてとても見応えがあります。
鉄金庫を引っ張っている2009年製のクライスラーダッジ・チャージャー SRT-8が2台揃って走行しているシーンは、このシーンでしか見れない貴重な映像なので最高に心が痺れます!
4.『ワイルド・スピード EURO MISSION』
4つ目は2013年に公開された『ワイルドスピード EURO MISSION』のクライマックスで、高速道路の上で繰り広げられるドミニクファミリーvsオーウェン一味の豪快カーチェイスシーンです。戦車でクルマをめちゃくちゃになぎ倒していきます。
特にド派手なのが空中に飛ばされたレティを助ける為に、反対側を走行していたドミニクがダッジ・チャージャーをクラッシュさせ、その衝撃で空中に飛び出しレティを空中キャッチするシーンです。
間違ったら谷底に落ちてしまうような危険な場所で愛する人の為に飛んだドミニクに惚れてしまいます。また、CGをほぼ使わず生身で撮影した驚愕の映像に度肝も抜かれてしまいます!
5.『ワイルド・スピード SKY MISSION』
5つ目は2015年公開されたシリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』でタイトルの由来にもなった伝説のカーアクションシーンです。
高層ビルから高層ビルに飛び移るド派手なシーンで、アブダビにあるタワーの間を二回も飛びました。使用されたクルマはアラブ首長国連邦のWモーターズが作った世界限定7台のライカン・ハイパースポーツカーで、なんとそのお値段は約4億円です。
わずか2.8秒で0km/hから100km/h加速出来るクルマで、最高速度は395km /hを出す事が出来ます。これぞ『ワイスピ』という歴史に残る驚異的なカーアクションシーンです!
以上、過去シリーズのド派手なカーアクション5選をご紹介致しました。是非最新作も劇場でお楽しみください!
じきどらむ
映画の魅力に取り憑かれた20代の映画ライター。デザイン系の大学卒業後、本業以外の全ての時間を映画に注ぎ込み、映画・アニメやイベントの体験レビュー等をnoteにて執筆。相棒はポップコーンとジンジャエール。