2024年11月29日より劇場公開される、アイドルグループ「SMAP」のメンバーとして人気絶頂だった22歳の時に、幼少時からの夢だったオートレーサーへ転身した森且行の生き方に迫ったドキュメンタリー映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」の、予告編とポスタービジュアルが公開された。
予告編では、1996年に、「オートレーサーのトップになりたい」と語る森の丸刈り姿始まり、風当たりの厳しい環境の中で“全力で勝負をし続けた人生”の一部が明かされる。日本選手権初優勝を遂げた直後、落車を機に大けがを負ってしまった森。マヒも残り、歩くことも満足にできない体で懸命にリハビリに臨みながら兄・久典に打ち明けた思いや、ヘルメットに輝く6色で彩られた星に込めた願いなど、誰も知らない森且行の一面の一端が描き出されている。
ポスタービジュアルでは、競走車にまたがって真っすぐにカメラを見つめる森の姿が捉えられたデザイン。「不屈の男。」と添えられた文字が、大けがを負いながらも諦めずに闘い続ける力強い精神を表現している。さらには、海や公園で見せる無邪気な笑顔と、対照的に競走車のメンテナンスや過酷なリハビリで見せる真剣なまなざしなど、さまざまな表情を捉えた場面写真も見られる。
また、本編のナレーションを、俳優の萩原聖人が担当することも明らかになった。1988年に放送されたドラマ「3年B組金八先生」の第3シリーズで共演した森と萩原。10代の頃から互いを知り、今年1月には同窓会を行うなど、今なお交流のある2人が共演する。萩原は「森君とは10代の頃に共演して以来交流がありますが、そんな僕が知らないことがたくさんあり、想像の範疇をはるかに超える彼の生き様が描かれていました。僕自身もそうでしたが、この映画を観たら年齢に関係なく諦めていたけれど立ち上がる人がたくさんいるんじゃないかなと思います」とコメントを寄せている。
「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」は、トップアイドルからオートレーサーへの転身を果たした森且行を追った作品。3年にわたり病院やレース場、幼い頃の思い出の場所でカメラをまわし、肉親やレーサー仲間、担当医、そして本人へのロングインタビューを通して、家族や仲間たちとの変わらない絆と熱い思いをが浮かび上がらせた作品となっている。監督は、テレビ番組での取材をきっかけに森の生きざまにほれ込んだという穂坂友紀。
【作品情報】
オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版
2024年11月29日(金)新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
配給:KADOKAWA
©TBS