京本大我 優しく真面目そうだが、異質な存在感を放つ謎めいた教師姿 「見える子ちゃん」本編映像

映画スクエア

 2025年6月6日より劇場公開される、泉朝樹の同名ホラーコメディ漫画の映画化作「見える子ちゃん」から、主人公みこ(原菜乃華)の担任・荒井先生(堀田茜)と、代理担任としてみこのクラスに赴任する遠野先生(京本大我)の、“過去のつながり”を感じさせるシーンの、本編映像が公開された。

 出産を間近に控え、急きょ病院へ搬送されることになった荒井先生は、ハナ(久間田琳加)ら生徒たちに向けて「ちょっと頼りないけど、真面目でいい人だから。助けてあげて」と、産休中の代わりを務めることになる先生の人柄を優しく伝える。後日、みこたちが文化祭の出し物について話し合っていると、荒井先生が無事に出産したという知らせが届き、クラス中が安堵の表情を浮かべていると、そこに荒井先生が思いやる様子を見せた人物である遠野先生が呼び込まれる。若く端正な容姿の男性教師の登場に、教室内は一気にざわつき、ハナも興味津々なまなざしでその姿を見つめる。

 遠野先生は控えめに一言だけあいさつをするが、その静かなたたずまいからは誠実さがにじみ出る一方で、どこか影を感じさせる独特の空気が漂っている。文化祭の出し物もみこが避けようとしていた“おばけ屋敷”に決まり、にわかに不穏な雰囲気が教室を包み込み始める。

 遠野は、寡黙で優しく真面目そうな印象を持つ一方で、どこか異質な存在感を放つ謎めいたキャラクター。やがてその落ち着いた物腰と端正な姿により、校内の女子生徒たちから熱い注目を集めていく。しかし、物語が進むにつれ、実は互いに“過去”を知る間柄であった荒井先生との関係性から、隠された真実が次第に明らかになっていく。そんな複雑な背景を持つ難役に挑んだ京本大我は、「自分なりに台本を何度も噛み砕きながらこの作品と向き合いました」とコメントを寄せている。

 「見える子ちゃん」の主人公は、ある日突然、霊が見えるようになってしまった女子高生の四谷みこ。日常を取り巻く不可解な存在を前にして、彼女が選んだのは「無視する」ことだった。もし霊たちに見えていると悟られれば、何が起こるかわからない。そんな恐怖におびえながら、みこはひたすら平静を装ってスルーし続ける。しかし、親友にまで霊の影が忍び寄ってくる。主人公の四谷みこを演じるのは原菜乃華。脚本・監督は、「予告犯」「忍びの国」などの中村義洋が務めている。

京本大我 優しく真面目そうだが、異質な存在感を放つ謎めいた教師姿 「見える子ちゃん」本編映像

【作品情報】
見える子ちゃん
2025年6月6日(金)全国劇場公開
配給:KADOKAWA
©2025『見える子ちゃん』製作委員会

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