デヴィッド・クローネンバーグを父に持つブランドン・クローネンバーグ監督作「ポゼッサー」が、2022年3月4日より劇場公開されることが決まった。
「ポゼッサー」は、殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者タシャを描いた作品。特殊なデバイスを使ってターゲットに近しい人間の意識に入り込むタシャ。そして徐々に人格を乗っ取っていきターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。すべてが速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める。
クローネンバーグ監督「アンチヴァイラル」から8年ぶりとなる長編第2作。ある日、まるで自分が自分でないような感覚に襲われ、急遽自身の人格を再創造する必要を迫られたというクローネンバーグ監督が、自身の経験から着想を得て作り上げた。父親譲りの様式美と過激描写に加え、執拗なバイオレンス&セックス描写にスタイリッシュなカメラワーク、面妖な色彩の映像、異常な物語と世界観で、サンダンス映画祭でワールドプレミアム最優秀監督賞を受賞するなどの評価を得ている。
主演には「マンディ 地獄のロードウォリアー」「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」などのアンドレア・ライズボロー。意識を乗っ取られる男を「ファースト・マン」「ピアッシング」のクリストファー・アボットが演じている。
【作品情報】
ポゼッサー
2022年3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷・アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
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