35年前のオリジナルでヒロイン演じた有森也実 ヒロインの母親役で出演 「星空のむこうの国」

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35年前のオリジナルでヒロイン演じた有森也実 ヒロインの母親役で出演 「星空のむこうの国」

 7月16日より劇場公開される、小中和哉監督が自身の商業デビュー作をセルフリメイクする映画「星空のむこうの国」に、秋田汐梨、佐藤友祐(lol -エルオーエル-)、有森也実らが出演することが発表された。

 「惡の華」などの秋田汐梨が演じるのは、主人公の昭雄(鈴鹿央士)の夢に登場するヒロイン・理沙。パフォーマンスグループ「lol -エルオーエル-」のメンバーとして活躍する佐藤友祐は、昭雄の親友・尾崎役を演じる。さらに、理沙の母親・恭子役を、1986年版の「星空のむこうの国」で理沙を演じた有森也実が務める。ほかに、図書委員の愛弓役を伊原六花が、その親友・圭子役を福田愛依が務め、平澤宏々路、高橋真悠、川久保拓司らが脇を固める。

 秋田汐梨は「理沙の真っ直ぐな気持ちに一生懸命応えようとする昭雄くんの姿に、スッとお芝居に入ることができました」と撮影を振り返り、佐藤友祐は「好きという想いがどのような奇跡を生み出すのか。是非、注目してもらいたいです!」とアピール。17歳の時にヒロインを演じた有森也実は、「小中監督の一番ピュアな、時が経っても壊れようのない真の場所に、今も、立たせてもらえたこと感謝致します」と思いを寄せている。

 「星空のむこうの国」は、1986年に22歳の小中和哉が監督したラブストーリーで、自主制作映画界で活躍していた小中監督の商業デビュー作を、35年の時をへて小中監督がセリフリメイクする作品。夢に出てくる美少女が目の前に現れる高校生の主人公を、「蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士が演じる。

【コメント全文】

■秋田汐梨【理沙役】コメント

私が演じた理沙は、鈴鹿さんが演じる昭雄くんを一途に想い続ける純粋な女の子です。
病気で自由に外出できないのですが、好きな人とのある約束を果たすために自らの命を危険に冒してまで突き進みます。
理沙の真っ直ぐな気持ちに一生懸命応えようとする昭雄くんの姿に、スッとお芝居に入ることができました。
この映画にはファンタジー要素もあり、物語がどう進んで行くのかも楽しんでいただけると思います。
コロナ禍もあり、作品の撮影が予定より遅れたりと完成まですごく長かったように感じます。
こうして無事完成し公開されることはとても嬉しいですし、一人でも多くの方に楽しんで頂きたいです。

■佐藤友祐(lol -エルオーエル-)【尾崎役】コメント

昭雄や理沙、お母さんたちの思いも背負って自分なりの考えを出さなければいけない尾崎を演じることは、とても大変でした。物語の中でとても重要な役柄を演じることができて、僕自身成長できたと思います。ストーリーの解説みたいなセリフも多く、自分なりに内容を理解して、観てくださる皆様にどうやって伝えることができるかを心がけました。最後まで観て頂き、尾崎って本当良いやつだな。って思ってもらえれば嬉しいです。好きという想いがどのような奇跡を生み出すのか。是非、注目してもらいたいです!

■有森也実【理沙の母親・恭子役】コメント

今回改めてオリジナル版「星空のむこうの国」を見直しました。照れ臭くも新鮮な想いでいっぱいになり、当時気がつかなかった事に触れる喜びや、35年後の今の私を17歳の私はどう思うのだろう…そんな時空を超えた不思議な問いかけに心が騒ぎました。心の中で生き続ける想い、作品のテーマに心を漂わせ、リメイク版「星空のむこうの国」に理沙の母親役で出演できる幸せを実感しています。小中監督の一番ピュアな、時が経っても壊れようのない真の場所に、今も、立たせてもらえたこと感謝致します。ありがとうございます。

リメイク版では、家族、上田医師との関係も描かれているので、感情が複雑になり表現が難しかったのではと思いましたが、秋田さんはひたむきに、堂々と演じられていて素晴らしかったと思います。

理沙が教えてくれた事、想いで生きるという事、想いが繋がるという事、コロナ渦の私達の感性を導いてくれているように感じます。一人でも多くの方に見ていただけましたら嬉しいです。

【作品情報】
星空のむこうの国
2021年7月16日(金)より、シネ・リーブル池袋他、全国公開
配給:エイベックス・ピクチャーズ
©2021「星空のむこうの国」製作委員会

  • 作品

星空のむこうの国

公開年 2021年
製作国 日本
監督  小中和哉
出演  鈴鹿央士、秋田汐梨、佐藤友祐、有森也実、伊原六花、福田愛依、平澤宏々路、高橋真悠
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