7月1日より劇場公開される、コリン・ファースとスタンリー・トゥッチ共演の映画「スーパーノヴァ」から、認知症の症状のために言葉をうまくつむげなくなってきたタスカー（スタンリー・トゥッチ）に代わり、サム（コリン・ファース）がスピーチを代読する本編映像が公開された。
久しぶりにサムの実家に帰って来たサムとタスカ―のカップル。サムの妹・リリーたちがサプライズ・パーティーを開き、家族のようなゲストたちと気兼ねない時を過ごす2人。サムがタスカーのスピーチを代読することになり、シニカルなユーモアを交えたタスカーらしい原稿に会場は和む。しかし、読み進めるうちに言葉を詰まらせるサム。「私は、ご存じの通り認知症だ。やがて 自分が何者かも忘れ 、 物事に無関心になるだろう。だが、その時までは共通の思い出が大きな助けになってくれるはずだ」と、声を震わせながらも最後まで原稿を読み上げ、笑顔を作って乾杯する。
「スーパーノヴァ」は、20年という歳月をともにしてきたピアニストと作家の2人が迎える、人生の最終章を描いた作品。家族・友人に恵まれ、ユーモアや文化を愛し、最高の人生を紡いできたピアニストのサムと作家のタスカー。だが、タスカーは病に冒されてしまう。異なる最期を思い描く2人だったが、それぞれが覚悟を決める。サムをコリン・ファースが、タスカーをスタンリー・トゥッチが演じている。ハリー・マックイーンが監督を務め、脚本も担当している。
【作品情報】
スーパーノヴァ
2021年7月1日（木）TOHO シネマズ シャンテ他 全国順次ロードショー
配給：ギャガ
© 2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.
