外資系コンサル企業社員の異色経歴を持つ池田健太監督作「STRANGERS(ストレンジャーズ)」が、2024年11月2日より劇場公開されることが決まった。
「STRANGERS(ストレンジャーズ)」は、現代社会に潜む甘い罠と不安の渦の中で、自分自身を見失っていく女性を描く心理サスペンス・スリラー。婚約者の浮気を知る直子は、不思議な魅力をもつ同僚の山口紗季にみちびかれてマッチングアプリを始める。 さまざまな男と出会い金を受け取りながら、かりそめのデートを繰り返す直子は、日に日に派手になっていく。 自分自身の姿形が次第に山口に似てきていることに気づき動揺するも、やめることができない。そうすることで不安も取り除かれていると錯覚する直子は、次第に自分自身を見失っていき、さらなる不安の渦に沈んでいく。
本作が長編デビューとなる池田健太監督は、大阪大学基礎工学部でコンピューターサイエンスを学び、中退後、単身アメリカに渡り、スティーヴン・スピルバーグが学んだカリフォルニア州立大ロングビーチで映画学・脚本を学んだあと、岩井俊二監督に師事。現在は大手外資系コンサルティング企業で働きながら、脚本家としても活動している。
主人公の直子を演じるのは、「夜明けまでバス停で」「菊とギロチン」などの大西礼芳。濱口竜介監督作や黒沢清監督作に出演する玄理が、直子にとってのファム・ファタール〈魅惑する女〉となる山口紗季を演じる。ほかに、柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、岩瀬亮らが顔をそろえている。
本作には、黒沢清監督から、「後ろ姿が恐い。静寂が恐い。掛かっている服が恐い。そしてまわりの人はみんな恐くなる。これぞまさに現代ホラーのスタンダード。」のコメントが寄せられている。
【作品情報】
STRANGERS(ストレンジャーズ)
2024年11月2日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて順次公開
配給:impasse
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