野球部地獄の伝統行事 引退する先輩からの5時間耐久ノック 「野球部に花束を」本編映像

映画スクエア

 8月11日より劇場公開される、クロマツテツロウの同名コミックの映画化作「野球部に花束を」から、野球部の伝統である恒例行事“引退ノック”の様子を切り取った本編映像が公開された。

 監督の前に整列した野球部員たち。「恒例行事、やるぞ。4時間だな」という監督の声に、どこからともなく聞こえてくる「4時間・・・」とつぶやく震える声。それを聞いた監督は、つぶやいた二年生に詰め寄り、ものすごい剣幕(けんまく)で「5時間!」と言い放つ。状況を理解できてない一年生は、困惑しながらも駆け足で配置につく。キャプテンから「三年生からの餞別(せんべつ)だ!今から日が暮れるまで魂込めて引退ノックを打たせていただきます」と、地獄の5時間耐久ノックの開始が叫ばれる。

 先輩たちが打つ魂のこもったボールに必死に食らいつき泥だらけになる後輩部員たち、黒田(醍醐虎汰朗)もボールに向かってダイブ。先輩から声が小さいと怒鳴られても、以前のようにビクビクおびえる様子はなく、「はい!」と全力で返事する。日が暮れた頃には、後輩はヘロヘロになってグランドに倒れ込むのだった。

 「野球部に花束を」は、高校球児たちの日常を描く、”思春期あるある”満載の青春コメディ。中学時代の野球部生活に別れを告げ、高校生活に期待をふくらませて入学式を迎えた主人公の黒田鉄平たち。野球部の優しい先輩たちに勧誘され入部を決めた彼らだったが、仮入部が終わり、いよいよ本入部となった瞬間、先輩たちの態度が急変する。主人公の黒田鉄平を演じるのは、醍醐虎汰朗。チームメイトの桧垣主圭役を黒羽麻璃央が、コンプライアンス全無視の野球部の原田監督役を髙嶋政宏が務める。監督・脚本は、「荒川アンダーザブリッジ」「虹色デイズ」などの飯塚健。

野球部地獄の伝統行事 引退する先輩からの5時間耐久ノック 「野球部に花束を」本編映像

【作品情報】
野球部に花束を
2022年8月11日(木・祝) 全国ロードショー
配給:日活
©2022「野球部に花束を」製作委員会

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