1968年チェコスロバキア 命がけで報道を続けたラジオ局員 「プラハの春 不屈のラジオ報道」公開決定

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1968年チェコスロバキア 命がけで報道を続けたラジオ局員 「プラハの春  不屈のラジオ報道」公開決定

 2024年にチェコで大ヒットを記録し、第97回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにノミネートされた映画「プラハの春  不屈のラジオ報道」が、2025年12月12日より劇場公開されることが決まった。

 「プラハの春  不屈のラジオ報道」は、”プラハの春”と呼ばれた民主化運動の波が起こるなか、市民に真実を伝え続けたラジオ局員たちの奮闘を、実話ベースで描いた作品。チェコスロバキア国営ラジオ局の国際報道部は、部長ミラン・ヴァイナーのもと、政府の検閲に抵抗し自由な報道を目指して活動している。亡き両親に代わり弟パーヤの世話をするトマーシュは、中央通信局で働いていたが、上司の命令により報道部で働くことになった。それは、学生運動に参加している弟を見逃す代わりに、報道部とヴァイナーを監視する国家保安部(StB)に協力させるためだった。ヴァイナーや局員たちの真実を報道しようとする真摯(しんし)な姿勢を間近で目にし、信頼されて仕事も任せられるようになったトマーシュは、弟の心配と良心の呵責(かしゃく)で葛藤する。やがて、“プラハの春”が訪れ、国民が歓喜する中、トマーシュは中央通信局に呼ばれ、驚くべき内容をラジオで報道するよう命じられる。

 チェコ本国では年間動員1位、国内映画歴代2位と記録的なヒットとなり、チェコとスロバキア両国の国内最高映画賞で16冠に輝いた。第97回アカデミー賞の国際長編映画部門では、チェコ代表としてショートリストに選出された。

1968年チェコスロバキア 命がけで報道を続けたラジオ局員 「プラハの春  不屈のラジオ報道」公開決定

【作品情報】
プラハの春  不屈のラジオ報道
2025年12月12日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:アット エンタテインメント
© Dawson films, Wandal production, Český rozhlas, Česká televize, RTVS - Rozhlas a televizia Slovenska, Barrandov Studio, innogy

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