燃え盛る炎のなか、新人消防士と先輩消防士が火災現場で消火活動 「消防士 2001年、闘いの真実」本編映像

映画スクエア

 2025年7月4日より劇場公開される、2024年の韓国興行収入トップ5にランクインした映画「消防士 2001年、闘いの真実」から、新人消防士と先輩消防士が火災現場で消火活動を行うシーンの、本編映像が公開された。

 本編映像は、本作の主人公・新人消防士のチョルン(チュオン)が、先輩でムードメーカーのヒョジョン(オ・デファン)とともに火災現場へと到着後、カン隊長(ユ・ジェミョン)の指示で、火災が起こっている3階建てアパートの中に入っていき、消火活動をするシーン。バールで扉を開け、要救助者を探すために「誰かいませんか?」と声をかけながら進んでいく2人。ついに燃え広がる火元を発見し、視界も悪くなっていく中、先輩・ヒョジョンの指示でチョルンは窓ガラスを割る。

 「消防士 2001年、闘いの真実」は、2001年3月4日に発生した「弘済洞火災惨事事件」を基に、消防士たちの凄絶な闘いを描いた作品。新人消防士のチョルンは、ソウル市の西部消防署に配属される。初出勤の日に火災現場へ出動するが、訓練とは違う実際の現場に戸惑い、隊員たちの足を引っ張ってしまう。落胆するチョルンだったが、厳しくも優しい隊員たちの助けもあり、日々の経験を経て消防士として成長していく。そんな中、3階建てのアパートで火災が発生し、チョルンらは現場へと向かう。しかし、火の手は瞬く間に広がり、懸命な消火活動も追いつかず建物は崩壊寸前だった。隊長からは撤収の命令がくだされるが、班長のジンソプらは要救助者の捜索を続けていた。

 基となった火災惨事事件では、消防士の装備や待遇が劣悪な環境の中で、命懸けの消火や人命救助が行われ、当時韓国でも大きな事件として報道され、消防士の待遇改善のきっかけともなったという。

 監督は、「友へ チング」「チング 永遠の絆」「極秘捜査」「長沙里 9.15」などのクァク・キョンテク。主演の西部署の新人消防士・チョルン役を「カーター」などのチュウォンが、西部署班長のジンソプ役を「哭声/コクソン」などのクァク・ドウォンが演じる。ほかに、ユ・ジェミョン、イ・ユヨン、キム・ミンジェ、オ・デファン、イ・ジュニョク、チャン・ヨンナムらが出演している。

燃え盛る炎のなか、新人消防士と先輩消防士が火災現場で消火活動 「消防士 2001年、闘いの真実」本編映像

燃え盛る炎のなか、新人消防士と先輩消防士が火災現場で消火活動 「消防士 2001年、闘いの真実」本編映像

 一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■ワタリ119(芸人)
火災現場のシーンは、リアルな現場そのまま!
現役時代を思い出すほどの再現度、命をかけて働く消防士という世界をここまで再現してる映画に初めて出会えました。ナイスレスキュー!!

■mikoザウルス(韓国映画沼の住人)
真面目な話この作品を観た直後,消火器を新調した。劣悪な環境下でも命を懸ける消防士の生き様と,炎の恐ろしさに,我々のできることは何か考えさせられた。

■あんこ(映画大好き芸人)
新人消防士に優しく、時には喝を入れる救助隊が愛くるしく頼もしかった!
そんな救助隊に立ちはだかる困難…消防士たちの知られざる苦しみ、葛藤が痛いほど伝わる映画だ。

■赤ペン瀧川(映画プレゼンター) 
涙が堪えられない。どんな状況であっても、人の命を救う為に火の中に飛び込んでいく男たちの姿に胸が熱くなる。
そして、この映画によって救われる魂がきっとある。命を懸けた彼らの戦いが、多くの観客の心に残りますように。

■みょんふぁ (女優・通訳)
自らの命をかけて人命救助に臨む消防士たち。愛という言葉だけでは抱えきれない使命感。
そう、今ある“当たり前”は、誰かの犠牲と闘いの上に勝ち得たものなのだ。息苦しくなるほど祈る思いで、一瞬も目が離せなかった。

■古家正亨(MC)
この映画は韓国版『バックドラフト』ではない。
誰のために
何のために
彼らは炎と向き合うのか。
クァク・キョンテク監督は
この映画を通じて
韓国中の消防士たちを
燃えさかる炎の中から救いたかったのかも知れない。

■崔盛旭(映画研究者)
韓国における消防士たちの待遇を大きく変える
きっかけとなったある事件。命を賭けて命を守る
彼らの姿を余す所なく伝える人間のドラマがここにある。

【作品情報】
消防士 2001年、闘いの真実
2025年7月4日(金) シネマート新宿ほか全国ロードショー
配給:アルバトロス・フィルム
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