女優の松井玲奈が、自身の公式YouTubeチャンネルで映画「ゾッキ」のメイキング映像を公開した。「ゾッキ」で白塗り・スキンヘッドの「幽霊のような女」を演じている松井が、マネキン制作ために石膏やゴムで型取りをする様子を、松井自身が解説している。
映像では、呼吸できる部分だけを残して顔全体を特殊なゴムと石膏で覆い、長時間そのまま待機しなければいけない厳しい状況での型取りする様子が見られる。ゴムを外す段階で、なかなかゴムが外れない様子も映し出されている。松井は、外すためゴムに切り込みを入れるメスが頭に当たる様子を、「死について何度も考えていた（笑）」と、ジョークを交えて説明している。
松井が演じた“幽霊のような女”役は、竹中直人監督のパートで登場する。原作を読んだ竹中監督が映画化を切望したというエピソードに、松井は白塗りのスキンヘッドという一見しただけでは松井と思えない強烈な姿を見せる。そんなキャラクターのオファーを受けた松井は「こんな面白い役、人生で二度と無い！」と快諾し、竹中監督も「この役はもう松井さんしかいない！現場にきたとき、本物だ！と驚きました」と、見事にキャラクターを体現した松井を称賛している。
映画「ゾッキ」は、大橋裕之の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」を原作に、ありふれた日常に巻き起こる不思議な笑い包まれたヒューマンコメディ。竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人が映画監督として共同制作した。舞台演出家・劇作家の倉持裕が、およそ30編の短編が収録された原作から多数のエピソードを1つの物語としてまとめ上げた。大橋の生まれ故郷である愛知県蒲郡市でロケ撮影されている。
【作品情報】
ゾッキ
公開中
配給：イオンエンターテイメント
©️ 2020「ゾッキ」製作委員会
