京都大学の22歳 劇場映画デビュー 特異な世界のネオSFサスペンス 「宇宙人の画家」公開決定

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京都大学の22歳 劇場映画デビュー 特異な世界のネオSFサスペンス 「宇宙人の画家」公開決定

 弱冠22歳の新鋭・保谷聖耀の劇場デビュー作となる映画「宇宙人の画家」が、7月2日より新宿K’s cinemaとアップリンク吉祥寺、7月22日よりシネ・リーブル梅田、7月29日よりアップリンク京都で公開されることが決まった。

 「宇宙人の画家」は、ある片田舎の中学校を舞台とした”ネオSFサスペンス”。転校生のオサムは、ホウスケが同級生に自作の漫画を汚されているのを目撃する。漫画の題名は「虚無ダルマ」で、フリースタイル説法で街を支配する”虚無ダルマ”と米国のスパイであるジョージ・ワタナベらが、達磨光現器と呼ばれる謎めいた機械をめぐって繰り広げる活劇漫画だった。漫画の世界と現実が次第に混濁していくなか、ホウスケは虚無ダルマの組織で働く謎の青年「マルヤマ」の姿を見る。何かに取りつかれたような表情で登校したホウスケは、「宇宙人の画家の絵を見た」と全校生徒に向かって叫ぶ。

 監督の保谷聖耀は、京都大学(現在も在学中)で宗教哲学を学びながら、本格的に映画制作を開始。前作「クールなお兄さんはなぜ公園で泥山を作らないのか」が、カナザワ映画祭2020で上映されてグランプリを獲得し、「期待の新人監督スカラシップ」権を得て本作を完成させた。仏教や太平洋戦争、満州国などにまつわる偽史的要素も盛り込み、特異な世界を作り上げている。出演は、ラッパーの呂布カルマ、お笑い芸人のシソンヌじろう、作家の稲生平太郎、グラビアアイドルの桐山瑠衣らと、独特の顔ぶれがそろっている。

京都大学の22歳 劇場映画デビュー 特異な世界のネオSFサスペンス 「宇宙人の画家」公開決定

【作品情報】
宇宙人の画家
2022年7月2日(土)新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺にてロードショー 以降全国順次公開
配給:配給・宣伝:ブライトホース・フィルム
© 2022,Eiga-no-kai

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