香川京子、愛について語る姿 「峠 最後のサムライ」本編映像 役所広司と松たか子が夫婦愛を体現

映画スクエア

 劇場公開中の、役所広司が越後長岡藩家老・河井継之助を演じる映画「峠 最後のサムライ」から、本編映像の一部が公開された。

 河井継之助と妻のおすが(松たか子)が、動乱の世の中で紡ぐ夫婦愛も描かれている本作。劇中では、スイスから取り寄せた当時としては希少なオルゴールを継之助がおすがにプレゼントし、2人でその美しい音色に耳を傾ける姿、2人でカンカン踊りをする姿、継之助のヒゲをおすがが時間をかけて丹念に剃るシーンなどが描かれている。

 公開された本編映像では、継之助とおすがの夫婦愛をそばで見守ってきた継之助の母・お貞(香川京子)がおすがに、「愛するということはお互いに顔を見合うことではなく、一緒に同じ方向を見ること」と話す姿が切り取られている。

 「峠 最後のサムライ」は、”幕末の風雲児”と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた司馬遼太郎の小説「峠」を映画化した作品。諸国へ遊学してグローバルな視野を培い、領民のための斬新な藩政改革を次々と実行した河井継之助。越後長岡藩を率いた戊辰戦争では東軍・西軍のいずれにも属さない「武装中立」を目指すものの、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫いて西軍と砲火を交えるという決断を下し、敵軍50,000人に対してたった690人で戦いを挑むことになる。

 黒澤明監督の助監督を務めてきた「雨あがる」などの小泉堯史が監督・脚本を務め、役所広司が河井継之助を演じている。他の出演者には、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆、仲代達矢らが顔をそろえている。

香川京子、愛について語る姿 「峠 最後のサムライ」本編映像 役所広司と松たか子が夫婦愛を体現

【作品情報】 
峠 最後のサムライ
2022年6月17日(金)全国ロードショー
配給:松竹、アスミック・エース
🄫2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

作品一覧