ネイティブ・ハワイアンの親子の絆を描く　「モロカイ・バウンド」公開決定

2025年07月31日 17:00

　ネイティブ・ハワイアンで、沖縄にもルーツを持つアリカ・テンガン監督による長編劇映画第2作「モロカイ・バウンド」が、2025年10月17日より劇場公開されることが決まった。

　「モロカイ・バウンド」の舞台は、ハワイの中でも観光地化されておらず、手つかずの自然が残るモロカイ島。モロカイを出て、オアフ島で暮らすネイティブ・ハワイアンのカイノアは、とある事情で服役後、仮釈放される。”前科者”というレッテルに苦しみながら、カイノアは疎遠になっていた息子のジョナサンとのつながりと、先住民としてのアイデンティティを取り戻すため、険しい道を歩み始める。

　カイノアを演じたホールデン・マンドリアル＝サントスをはじめ、監督とハワイで育った友人をキャストに起用。現代ハワイを生きるネイティブ・ハワイアンだからこそ描ける、ハワイの現在と時代を越えてつながってきたハワイアンの魂を描き出した作品になっている。第44回ハワイ国際映画祭では最優秀メイド・イン・ハワイ長編劇映画賞、新人監督賞にあたるカウ・カ・ホク賞の2部門を受賞。ジャパンプレミアとなった第2回Cinema at Sea -沖縄環太平洋国際映画祭では、太平洋島嶼特別賞を受賞した。