菅田将暉が必死の逃走　 [Alexandros]のインスパイアソング　「Cloud クラウド」映画版スペシャルMV

映画スクエア

　2024年9月27日より劇場公開される、菅田将暉主演、黒沢清監督・脚本の映画「Cloud クラウド」から、本作のために [Alexandros]が書き下ろした楽曲「Boy Fearless」の、映画版スペシャルMV（ミュージック・ビデオ）が公開された。

　MV映像では、主人公・吉井の「転売屋」としての日常の姿と、知らない間に“狩りゲーム”の標的となったことで日常が壊されていく姿が、交差するように映し出される。吉井を狙う“匿名の集団”の姿も一部明らかになり、窮地に追いやられる吉井が壮絶な銃撃戦へ巻き込まれていく様子が、映画の世界を拡張させる楽曲とともに展開していく。ラストは、吉井の心情を表現した楽曲のワンフレーズ「I won't hesitate to shoot（俺は容赦なく撃つ）CLICK（クリック）」とリンクした、銃を構えた吉井の姿で締められている。

　「Cloud クラウド」は、顔の見えない社会で拡散する憎悪の連鎖から生まれる、“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ吉井の仕事が軌道に乗り出すが、周囲で不審な出来事が重なり、これまでの「日常」が壊されていくという物語が展開される。主演の菅田将暉は、「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を演じる。

　主演の菅田将暉と、[Alexandros] 川上洋平のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■主演・菅田将暉
軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり、、。映画「Cloud」とのセッションが楽しみです。

■[Alexandros] 川上洋平

▼黒沢清監督作品へ楽曲提供することについて
光栄でした。黒沢清監督は「CURE」からのファンです。今までの作品ももちろんですが、本作も大好きでした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室に篭り作り始めました。

▼本作『Cloud クラウド』をご覧になったご感想
最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんを始め、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです。

▼今回の楽曲制作について
この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが「捲し立て」でした。
主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください。

【作品情報】
Cloud クラウド
2024年9月27日　TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給：東京テアトル　日活
©2024 「Cloud」 製作委員会