硬い表情の委員の前で、乱闘シーンのリハーサル 楽しそうな収監者たち 「シンシン/SING SING」本編映像

映画スクエア

 2025年4月11日より劇場公開される、コールマン・ドミンゴ主演の映画「シンシン/SING SING」から、公演の運命を分ける、委員会による資金審査のためのリハーサルシーンの、本編映像が公開された。

 舞台袖でボランティアの指導者であるブレント(ポール・レイシー)に、「新しい幕が買えるぞ。君らの演技で委員の顔をとろけさせろ!残忍になりきれ!」と励まされ士気を高めたメンバーは、おたけびをあげながら勢いよく飛び出すも、委員たちの硬い表情におじけづいてしまう。またもブレントにあおられ、お互いの顔をうかがいながらも大乱闘シーンのリハーサルを開始するのだった。

 本映像で語られるように、舞台上で演技を通して残忍になることも剣を振り回すこともできる劇団員たち。映画で本人役を演じたクラレンス“ディヴァイン・アイ”マクリンは、RTAの劇団員たちが抑圧された刑務所のなかにも関わらずさまざまな感情をさらけ出す姿に心を惹かれて参加を決めたと明かしている。

 「シンシン/SING SING」は、ニューヨークにある最重警備のセキュリティを誇るシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの「舞台演劇」を通して、収監者たちとの友情を描いた実話をもとにした作品。無実の罪で収監された男ディヴァインGは、刑務所内の更生プログラムである「舞台演劇」グループに所属し、収監者仲間たちと日々演劇に取り組むことで、生きる希望を見いだしていた。そんなある日、刑務所いちの悪人として恐れられている男クラレンス・マクリン=通称“ディヴァイン・アイ“が、演劇グループに参加することになる。

 主演は、本作で2度目のアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたコールマン・ドミンゴ。出演キャストの85パーセント以上をシンシン刑務所の元・収監者が占め、演劇プログラムの卒業生および関係者である俳優たちが出演している。“本人が本人役”としても多数参加する、ユニークな作品となっている。

硬い表情の委員の前で、乱闘シーンのリハーサル 楽しそうな収監者たち 「シンシン/SING SING」本編映像

【作品情報】
シンシン/SING SING
2025年4月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開
配給:ギャガ
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