ヤン・イクチュン 壁に開いた穴から顔をのぞかせる狂気の姿 「告白 コンフェッション」場面写真

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ヤン・イクチュン 壁に開いた穴から顔をのぞかせる狂気の姿 「告白 コンフェッション」場面写真

 2024年5月31日より劇場公開される、「カイジ」の福本伸行と「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじによる同名コミックを原作とした映画「告白 コンフェッション」から、ヤン・イクチュンが演じる自らの罪を”言ってしまった男”リュウ・ジヨンの姿を捉えた、場面写真が公開された。

 場面写真では、ナイフを浅井(生田斗真)に向けて告白を迫る様子や、鍵がかけられた戸にシャベルを振りかざし無理やり破壊しようとする姿、「シャイニング」のジャック・ニコルソンを思わせる、壁に開いた穴から顔をのぞかせる狂気的な瞬間が切り取られている。

ヤン・イクチュン 壁に開いた穴から顔をのぞかせる狂気の姿 「告白 コンフェッション」場面写真

ヤン・イクチュン 壁に開いた穴から顔をのぞかせる狂気の姿 「告白 コンフェッション」場面写真

 日本映画への出演は7年ぶりとなったヤン・イクチュンは、監督・脚本・主演を務めた「息もできない」や、「あゝ、荒野」で高い評価を得た。本作でも圧倒的な熱量を見せ、山下敦弘監督はヤンから受けた印象について、「イクチュンさんは映画に対しての熱量がものすごい」と語り、アクションシーンのリハーサル時に大暴れするジヨンに、現場は圧倒されたという。

 「告白 コンフェッション」の物語は、大学山岳部OBの浅井と石倉が、登山中に遭難するところから始まる。事故によって死を覚悟した石倉は、長年背負ってきた十字架を降ろすため、自分が過去に犯した“殺人”を浅井に告白してしまう。しかし、その直後、眼前に山小屋が出現し、二人は一命を取り留める。死を覚悟した親友の告白を聞いてしまった男と、言ってしまった男。山小屋内で進んでいく、2人のこの上なく気まずい一夜を描く。

 告白を“聞いてしまった男”浅井啓介を演じるのは、「土竜の唄」シリーズや「渇水」などの生田斗真。一見するとエリートの好青年風だが、どこかつかみどころのないキャラクターを演じる。自らの罪をうっかり“言ってしまった男”リュウ・ジヨン役を、ヤン・イクチュンが務める。監督・脚本・主演をつとめた「息もできない」などで知られるヤン・イクチュンが、原作では日本人の石倉というキャラクターだった設定から韓国から来た留学生のジヨンを演じる。監督を務めるのは、「リンダ リンダ リンダ」「苦役列車」「オーバー・フェンス」「カラオケ行こ!」などの山下敦弘。

【作品情報】
告白 コンフェッション
2024年5月31日(金) 全国ロードショー
配給:ギャガ
©2024 福本伸行・かわぐちかいじ/講談社/『告白 コンフェッション』製作委員会

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