大好きなひとが”カステラ”になって現れたら 大河原恵監督「素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる」公開決定

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大好きなひとが”カステラ”になって現れたら 大河原恵監督「素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる」公開決定

 第20回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門でJAPAN CUTS AWARDを受賞した、大河原恵監督の初長編作品「素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる」が、2025年9月27日より劇場公開されることが決まった。

 「素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる」は、交際中の恋人・横溝千歳(名村辰)が突然別の女性と結婚することを知った春田望(大河原恵)の、行き場のない恋心の行方を描く物語。大好きな横溝を忘れられずにいた春田の前に、ある日、横溝の姿をした”カステラ”を名乗る男が現れ、次々に予測不能な出来事が展開していく。

 監督・主演を務めたのは、大河原恵。人々が内に秘める恋心や生きづらさなど、簡単な言葉では表現し切ることのできない複雑な感情をすくい取り、独自の視点や言語感覚で映画へと昇華してきた。中編作品「みんな蒸してやる」は、第7回下北沢映画祭グランプリを受賞したほか、第37回ぴあフィルムフェスティバルではコンペティション部門に入選するなど国内映画祭で注目を集めてきた。

【コメント】

■大河原恵(監督/春田望役)
『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』の劇場公開のお知らせができたことを嬉しく、とても感謝しています。
関係してくださった皆様のおかげで、この映画にしかないひとりぼっちでひとりぼっちでない夜と夜明けを撮ることができました。
ご覧いただくと開始5秒くらいでわかるのですが、全編とても奇妙なスケールでお送りしていきます。
その奇妙さの中に光る身勝手で切実な素敵たちを、劇場でお楽しみいただけたら幸いです。
9月27日(土)からポレポレ東中野さんを皮切りに、全国順次公開です。どうぞよろしくお願いいたします!

■名村辰(横溝千歳役・カステラ役)
横溝千歳役とカステラ役を演じさせていただきました、名村辰と申します。
この世には、言葉じゃ説明できないことがあまりにも多いから映画があるのだなと、そんなことを思う撮影期間でした。僕にとってもとても大切な映画です。
この映画には、コーラガムが口で弾けたときのような快感があります。なんというか、悲しみを「yeah!」というパッションで吹き飛ばせる力があるように感じるんです。
そんな不思議に力強い大河原監督の世界を、不器用で切実な登場人物たちの要約できない人生を、ぜひ劇場でご覧ください!

【作品情報】
素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる
2025年9月27日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー
配給:OCAWARI
©2025『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』

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