2024年10月25日より劇場公開される、グリム兄弟やシャルル・ペローの「シンデレラ」をベースに、冷酷残忍な処刑人に変貌した”ダーク・シンデレラ”を描いた映画「シン・デレラ」から、原作にも登場する、足が大きすぎて履けない姉にシンデレラが取るある方法を描いたシーンの、本編映像が公開された。
公開されたのh、舞踏会という夢の舞台で、意地悪な姉たちや王子たちから辱めに遭い、復讐の鬼と化したシンデレラが、次女ハンナへ復讐をするシーン。純白のドレスを血に染め、ゆっくりとした足取りでハンナへ歩み寄るシンデレラは、おもむろにガラスの靴を脱ぎ、「このガラスの靴にピッタリだわ、履いて」とハンナの前に差し出す。ハンナは「私の足に合わない」と返答をするが、シンデレラは「履きなさい、早く」と語気を強めて返す。
「私の足は大きすぎる」とまたも返すハンナの靴を無理やり脱がし、「確かに大きい」とつぶやくと、「抑えなさい」とフェアリーゴッドマザーの手下たちにハンナを取り押さえさせるシンデレラ。ハンナは絶叫を抑えられないが、シンデレラは笑みを浮かべ巨大なはさみを手に取る。
このガラスの靴を履くために足を切り落とすというシーンは実は原作通り。原作では、シンデレラに恋をした王子が、国中を巡り小さなガラスの靴に合う足を持つ娘を探し、シンデレラの家を訪れた時にシンデレラより足の大きな姉が無理やり履くためにかかとを切り落とす。
「シン・デレラ」は、「シンデレラ」の残虐な部分を最大限に打ち出した作品。継母と義理の姉たちによる虐待に苦しんでいたシンデレラの前に、魔法使いの”フェアリーゴッドマザー”が出現する。「舞踏会で王子様と踊りたい」と願ったシンデレラは、魔法の力によって憧れの王子とダンスをする夢がかなう。だが、王子や継母たちは、舞踏会に参加している人々の前で、シンデレラのドレスをはぎ取り、全裸にして嘲笑、辱めの限りを尽くす。復讐を誓ったシンデレラは、ガラスの靴を凶器に変え、邪悪な人間どもを残虐な手段で次々と血祭りにあげていく。
【作品情報】
シン・デレラ
2024年10月25日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ハーク、S・D・P
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